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雨樋清掃のやり方と修理・交換費用を無料にする方法

住宅というものは、常に自然の猛威に晒されている状態です。晴れている日は太陽からの紫外線に、天気の悪い日は豪雨・豪雪・台風など直接的にダメージを与えられています。その中でも、雨や雪から住宅を守ってくれるものが雨樋です。なかなか目に付かないものではあるのですが、雨樋のトラブルは住宅全体に影響してしまう可能性があります。この雨樋、自然災害により被害が出た時はなんと無料で修理できることがあります。

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そもそも雨樋はなぜ必要なのか

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雨樋とは、屋根に溜まった雨水(雪解水を含む)を集めて地上に流すための設備で、住宅の屋根には欠かせないものです。

軒先に水平方向に設置するものを「軒樋(のきどい)」と呼び、雨水を受けやすいように半筒状・凹型をしているのが一般的です。その軒樋に対して垂直に設置されるのが、円筒状もしくは角形の「竪樋(たてどい)」です。軒樋に集まった雨水が、竪樋を通じて地上に流されていく仕組みです。この雨樋の仕組みがなければ、軒先の色々な場所から雨が流れてしまい、軒下の全体を痛めてしまったり水溜りができてしまい、敷地内の地盤に影響してしまったりするなど不具合が起こってしまいます。しかし、雨樋の仕組みがあれば敷地内の雨水枡に雨水を集められるので、そのまま敷地内の地中に染み込ませるか道路にある雨水用の下水管に接続して雨水を逃がすことができます。

雨樋の材質

雨樋の材質でよく使用されるのが、コストが安く施工性に優れている樹脂製です。そのほか、ステンレスや銅、アルミ、ガルバリウム鋼板などの金属系の雨樋もありますがコスト面で割高になります。機能性を高めた雨樋の中には、表面がプラスチック製で芯がステンレス製で耐候性を高めた製品や、同じく表面がプラスチックでそこに特殊樹脂を巻いて色褪せや変色予防加工を施した製品なども販売されています。

かつては板金屋が住宅に合わせて雨樋を製作・取り付けまでを行っていましたが、どうしても時間がかかってしまうため、現在では多くの住宅で既製品を採用しています。製作メーカーでは、色・形・大きさすべてにおいて豊富な種類のタイプを販売しています。雨樋はその住宅のある地域の降雨量や屋根の面積に合わせて決定しますので、その基準に合った雨樋を選ぶことになります。

雨樋で起こりやすいトラブル

雨樋がないと、軒下一帯に被害が及ぶだけでなく、雨水が直接屋根から外壁を流れるリスクもあり、外壁の劣化・腐食が早まることが考えられます。そのため、雨樋は屋根だけでなく外壁をも守っているといえます。また、軒下一帯を守ることで地面に溝ができることを予防し、建物の基礎の劣化を遅らせる効果もありますので、住宅全体の劣化を遅らせるという大切な役割を担っているものなのです。


雨樋 詰まり

その雨樋でよく起こるトラブルが、集水器の入り口に落ち葉などのごみが溜まり、詰まってしまうことです。特に、住宅の近くに高い樹木が多い地域では、落ち葉によるトラブルは非常に多くなっています。この落ち葉、詰まったままの上体を放置しておくと、腐食がどんどん進み大きな塊となってしまいます。最終的には雨樋が詰まるだけでなく、雨樋の破損や雨漏りにつながってしまうことがあります。このような落ち葉や虫の死骸などが雨樋に入っていかないようにするためには、落ち葉除けネットなどを施工する方法もあるのですが、日頃のメンテナンスも重要になります。

雨樋に傾斜があるのはなぜ?

雨樋というものは、屋根の上の雨水を集めて地上に送るものなので、水平ではなく少し傾斜をつけて設置します。

この傾斜は集水器に向かって下がっているのですが、自然災害や施工不良などによりこの傾斜が逆向きになってしまうと、当然ながら雨水はスムーズに流れていきません。また、傾斜の角度がおかしい時は雨樋の支持金具にトラブルが発生している可能性があります。しかしながら、素人が勝手にこの指示金具を調整してしまうと、破損したり使えなくなったりしてしまう可能性があるので、傾斜の調整はできれば専門業者にしてもらった方が安心です。ちなみに、傾斜が逆になっていたり水平状態になっていたりすると、雨水が雨樋にたまることで雨樋の劣化につながります。また、傾斜が強すぎて集水器に一気に水が集まってしまうと、雨樋の排水能力を超えた雨水の水勢により雨樋が破損することがあるので、傾斜の基準(ここはプロに任せるしかないですが)を守ることが重要なポイントになります。

樋の寿命は20~25年とされていて、雨樋に穴が開いているケースやひび割れがあるケースなどは、経年劣化によるものと考えられます。雨樋は日常的に自然の猛威を直接浴びてしまう場所なので、強固な素材で作られていることからちょっとやそっとの力では破損しないと考えられています。しかしながら、最近はこれまでには経験したことのないような水量のゲリラ豪雨や豪雪地帯でもない場所に降る大雪などにより、雨樋が破損してしまう可能性がないわけではありません。このような場合は、一部ではなく雨樋全体に被害が出ていることも考えられるため、大規模な修理が必要になる可能性があります。

雨樋のメンテナンス方法

では、定期的に雨樋をメンテナンスするとすればどうすれば良いのでしょうか。雨樋は軒樋で雨水を受け止め、竪樋に流していくという仕組みを持っている以上、そこかにトラブルが起これば全体に波及してしまいます。また、その役割を考えると、雨樋の破損により住宅に与える影響も大きくなります。具体的には、以下のような項目をチェックしましょう。

① 支持金具に不具合がないか

軒樋を支えるために等間隔で設置されている支持金具のことを、樋受け金具といいます。この金具が破損してしまうと、軒樋が大きく傾いて雨水がうまく流れなくなったり、最悪の場合は金具から外れたりしてしまいます。この金具は、雨樋が上手に雨水を排水できるよう絶妙な勾配のバランスを保っているものですので。この傾斜が崩れると雨水の流れがおかしくなってしまうため、トラブルにつながります。ちなみにこの勾配のバランスは専門家でなければ正確に判断できないため、すぐに専門業者に連絡して見てもらいましょう。

② 継ぎ手に不具合がないか

軒樋と軒樋をつなぐのが継ぎ手です。この継ぎ手が外れてしまうと、軒樋同士の繋ぎ目に隙間ができてしまうことから、雨水が漏れてしまいます。破損が激しく、何箇所も継ぎ手を修理する必要がある場合は専門業者に依頼した良いですが、1~2個の破損であれば自身でできないこともありません。継ぎ手はホームセンターで販売されていますので、雨樋用の接着剤を使って補修することになります。

③ 軒樋に不具合がないか

軒樋本体に不具合が生じた時は、取替え工事が必要になるので専門業者に依頼することになります。軒樋が大きく歪んでいる場合は、日々の積み重ねで負荷がかかってしまったケースと、自然災害により破損したケースのどちらかが考えられます。自然災害による被害の場合は、火災保険が適用できる可能性があるので、修理が無料になるかもしれません。詳しくは後述します。

④ ごみが詰まっていないかどうか

雨樋はそのままにしておくとごみが溜まってしまうので、定期的にチェックしてごみを除去しておきましょう。ごみを放置したままにしておくと、排水不良でほかの部分にも悪影響が出てしまいます。しかしながら、ゴミが詰まっているかどうかチェックするためには雨樋を上から確認する必要があり、一般の方が確認するにはいささか危険なため専門の業者の建物診断などの際にみてもらうのがベストではあります。

雨樋の掃除の方法

●軒樋の掃除
雨樋の掃除は、基本的に上から行います。落ち葉などのごみが溜まっていた場合は取り除いておきましょう。軒樋のごみがすぐに排水不良につながるわけではありませんが、そのごみが集水器に流れ込むと大きなトラブルになる可能性がありますので、早いうちに片づけをしておきましょう。

●集水器の掃除
集水器の部分は穴が空いているので、ごみの手入れはしやすいのですが、この部分にごみが溜まるとのちのち厄介なことになります。ごみを見つけた時は、すぐに取り除きましょう。

●竪樋の掃除
意外に掃除が大変なのが竪樋です。長さのある針金を竪樋に通し、その先に雑巾を取り付けて引っ張り出します。こうすることで、ごみや汚れが一気に取り除けるのですが、作業時間がかかりますので時間の余裕がある時に行いましょう。針金は少し硬めのものを利用すると、スムーズに掃除ができます。

雨樋の修理・交換の方法と塗装について

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雨樋の不具合は、修理もしくは交換以外の方法では回復しません。住宅の部品の中では、塗装による補強で機能が回復するものもありますが、雨樋に関しては塗装では難しく、あくまで美観的なものと考えていただければよいでしょう。

もともと強固な素材でできている雨樋は、基本的には耐久性が高いものです。そのため、塗装をする必要はないのですが、経年劣化により古びた感じが出てきてしまった時は、塗装をして美観を取り戻した方が良いかもしれません。

外壁の塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の「三回塗り」と呼ばれる作業が基本型なのですが、雨樋に関しては綺麗に見えればOKとしている業者が多く、必ずしも三回塗りが行われるわけではありません。

雨樋の塗装で大切なことは、塗料がしっかり密着するように下地処理をきちんと行うことです。

そして、屋根や外壁と同じランクの塗料で塗装することを徹底することも重要です。

下地処理についてはどの部分の塗装でも大切なことなので、雨樋にも共通して必要不可欠なものです。そのため、下地処理をせず塗装をするような業者は、プロフェッショナルとはいえません。また、ほかの部分と塗料のランクを変えられてしまうと様々な問題が生じます。例えば、外壁や屋根がAという素材で塗装されている場合、雨樋だけBという素材で塗装するとどちらかの塗装が先に剥がれてしまい、不恰好になる上再塗装が必要になってしまいます。

 

では、雨樋を交換する時はどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
●全部を交換する場合
雨樋は、塗装をするよりも交換する方が安いという見積を出してくる業者はたくさんいます。

経年劣化によって古くなってしまった雨樋は、塗装で補修できるものではないので、交換するべきでしょう。

しかし、設置されている雨樋の素材や劣化状況によっては塗装の方が安くなる場合もあるので、できれば2パターンの見積を出してもらい、比較検討するのが良いでしょう。

その上で、将来的にどのタイミングで再工事をするかなどを検討し決めていきましょう。

●一部を交換する場合
雨樋の全部を交換しないで、部分的に補修・交換する事もできます。経年劣化によって全体が劣化していない場合は、部分的な交換で事足りることも多々あります。

例えば、竪樋の途中が折れたケースなどは、その部分だけを修理すればよいので、全部を交換する必要はありません。

このような雨樋の修理や塗装を自身でやろうと思う人もいるかもしれませんが、屋根に上る作業がある以上、命の危険が伴うものです。

自分で足場を設置したり安全を確保したりするためには、業者に依頼するよりもコストがかかってしまうこともあります。もともと大工の心得があるなどの場合を除き、雨樋の修理・交換・塗装に関してはご自分でやることはおすすめしません。

破損だと思ったら無料の全国建物診断サービスをご利用ください

住宅の購入・賃貸時に火災保険に加入された方は多いと思いますが、実はこの火災保険、雨樋が自然災害により破損した時の修理代を賄えるのです。火災保険は、火事による被害はもちろんですが、台風などの強風による風災、豪雪・大雪などによる雪災、雹による雹災いなどの自然災害による被害を補償してくれるのです。

これまで雨樋の清掃方法を紹介してきましたが、雨樋が自然災害で破損していることがわかれば、清掃はもちろん修理・交換まで無料で賄えることがあります。そのチェックをしてくれるのが、全国建物診断サービスが提供している「ホームドッグ」です。

このホームドッグは無料のサービスで、住宅をくまなくチェックし火災保険を適用して修理ができるかどうかを判断してくれるというものです。全国各地に400店舗もの加盟店を持ち、一級建築士がプロの目で診断してくれます。

天気が悪い日に大活躍してくれる雨樋は、住宅を守る縁の下の力持ち的存在です。その役割は大きなものなので、自然災害により破損してしまうと大変なことになります。普段はその存在を忘れがちな雨樋ですが、雨水の落ち方がいつもと違うなと感じた時は、ホームドッグの相談をしてみてはいかがでしょうか。
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