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笠木とは何?笠木の工事にまつわるあれこれ

公開:2020年9月4日  更新:2021年2月12日

住宅というものは色々な部材が組み合わさってできているものです。そのため、素人にはわからない、意外な雨漏りのリスクが存在します。そのひとつが笠木と呼ばれる箇所です。

日常生活を送る中ではなかなか耳なじみが薄い言葉かと思いますが、住宅の屋上やベランダの壁に取り付けられている、この業界では一般的なものです。

この笠木からの雨漏り、あまり知られていませんが発生率が高く被害が大きくなりやすいといわれているものです。

メンテナンスをしっかり行い、被害拡大を未然に防ぐことが大切です。

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笠木とは何か

共済

そもそも笠木とは何なのでしょうか。

(住宅における)笠木
一般的には手摺やパラペット(後程詳しく紹介します)などの上部に取り付ける仕上げ材全般を指します。屋上やベランダに取り付けるようなプラスチック製・金属製など材料の素材は問いません。

 

また、屋内では階段に取り付ける木製の材料もたくさんあります。

最近では、日本の高温多湿の気候に合わせた機能を持ったものやデザイン性の高い笠木など、多くの種類が登場しています。

中には、雨水が外壁に流れ難い構造になっていたり、避雷針と同じような雷を避けたりする機能を持っているものもあります。

 

このように、様々な機能を持ったものが笠木で、住宅を建築する上においては欠かせないものです。

その中でも、一番身近な笠木といえるのは、階段の手すりにかぶせる仕上げ材ではないでしょうか。素材を守り、機能性やデザイン面を高めるのが笠木の役割です。

 

デザインの役割も担う

火災保険

笠木の中でも、最もデザイン性の高いものは、敷地を取り囲む塀に取り付ける笠木でしょう。

単にブロック塀だけではちょっと冷たいイメージを与えてしまうかもしれませんが、笠木にあたる部分に色の違うレンガを積んでみたり、雨水を弾くアルミ材を取り付けてみたりといった工夫が可能です。

ワンポイントとして笠木を活用することで、デザイン性がぐっとあがるのも特徴です。

 

笠木の機能について

不動産業者

それでは、笠木の機能面について詳しく見ていきましょう。

一番身近な、階段の手すりに取り付ける笠木

この部分の笠木は、掴みやすさとある程度の滑りの良さが求められますので、簡単にささくれが起きない木材を使用します。

 

ベランダやバルコニー、屋上の立ち上がり部分のような外構の壁につける笠木

これは、防水性が求められます。この笠木があることによって、水平部分からダイレクトに雨水が侵入しないようにしていることから、プラスチック製や金属製の笠木も多く見られます。

ベランダに取り付ける笠木

手すり付きのものが多くあります。これは、べランダで転倒してもすぐにつかめるようにするためです。

 

屋根や外壁に雨染み・雨だれの跡をつけないためにも、笠木は活用されています。ベランダに取り付けた笠木の工夫によって、雨は外壁を伝うことなく地面に落ちていきます。これは、笠木を使ってベランダ内に向けて傾斜をつけることで可能になります。

 

このような細かい工夫が、住宅の美観を保ち、各素材を長持ちさせてくれるというわけです。普段はなかなか意識しないことかもしれませんが、この笠木がなくなると、住宅の美観の喪失や傷みはどんどん進行してしまいます。

 

とはいえ、笠木も完全に雨水の浸入を止められるわけではありません。

例えば、横なぐりの雨が降った時には、下から吹き上げてくる雨水が笠木の継ぎ目から住宅の内部へ入ってしまうことがあります。

このような状況になってしまうと、笠木から雨水を排出することは難しく、そのまま放置しておくと笠木の下地に影響が出てしまうことがあります。

 

住宅の屋上やベランダの周囲には、溜まった雨水をせき止める役割を果たすパラペットという低い壁が立ち上がっていますが、このパラペットの頂部に取り付けられた仕上材も笠木です。

この笠木には金属製・プラスチック製といった防水性の高い素材を使用し、雨水や紫外線にさらされる壁の頂部を保護しているのですが、雨漏りリスクは高い場所なので注意が必要です。

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笠木の補修が大規模修繕工事を救う?

握手

このように様々な種類がある笠木ですが、この笠木も大規模修繕工事で直すことがあります。

一戸建てはもちろん、マンションを維持・老朽化防止を目的とした工事でも、笠木の修理を行います。

マンションでは、管理会社や管理組合などが定めた長期修繕計画というものがありますが、その計画に基づいて、屋上の防水や外壁の補修、バルコニーや共用廊下の修繕などを行います。

それらの工事を行う際に、笠木の補修も同時に行うことで防水効果を高められます。

笠木は、マンションの屋上の周囲に防水のために立ち上がっている低い壁や、塀・ベランダの手すりなど水平になった部分など様々な場所に取り付けられていて、

防水性を高める機能を担っています。

 

雨水の漏水を防ぐために設置されるものですが、さすがに新築時から年数が経過してしまうと、劣化してしまいます。

例えば、ひび割れや浮きが発生してしまうと、どんどん劣化は進んでしまいます。

そこで、大規模修繕工事の際に同時に修理することで、建物の劣化を防ぐことが大切になります。

 

笠木の防水工事のポイント

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屋外に設置された笠木の場合、その継ぎ目から雨水が浸入し、建物の内部を腐食してしまうことは少なくありません。

その屋外の笠木の代表格が、パラペットと呼ばれる雨水をせき止める場所の頂部に設置するものです。

このパラペット、20年以上前に建築された一戸建て住宅の屋根ではよく取り入れられていたもので、最近はこのパラペット内部の下地の腐食や、笠木板金の劣化などにより雨漏りが起こるという事例が増えてきています。

そこでここでは笠木の防水工事について、このパラペットをベースに紹介していきます。

 

パラペットとは何か

 

パラペット
屋根の周囲に立ち上げられた低い壁のことで、「手すり壁」「胸壁」という呼び方もあります。このパラペットの最上部にある天板部分を「笠木板金」と呼んでいます。ちなみに、海外の映画では馴染み深いもので、スナイパーがターゲットを狙う際に建物の屋上から銃をセッティングするシーンでよく出てくる箇所です。

 

パラペットのメリット・デメリット

 

メリット

外壁に看板を取り付け時に役立ちます。
また、屋根が見えなくなるので、外観の生活感が一気になくなり、デザイン性が高まります。
パラペットがない平らな屋根の場合、屋根にたまった雨水や汚れ泥水となって外壁に沿って地面に落ちてくることになるのですが、泥水の排水を一時的にせき止め、雨どいなどに排水することができるので外壁が汚れずに済みます。

パラペットのデメリット

鉄筋コンクリートの建物に用いられるのが一般的のため、日本では木造住宅にも取り入れていますが、雨漏りの発生頻度が高くなるというリスクがあるため、

木造建築では積極的に採用されていなかった構造です。

というのも、笠木板金の立下りの長さが短か過ぎることから、水が回り込みやすい構造になるため雨漏りが起こりやすいといえます。

今後、木造住宅の新築一戸建てを検討している方は、できる限りパラペットは避けた方が良いでしょう。

パラペットと屋根は、使用する素材が全く異なることから、どちらかが原因で雨漏りが発生した場合、余計な出費がかさんでしまうことになります。

また、修理を行う業者にも注意が必要で、パラペット工事業と屋根工事業は全く性質が異なることから、同じ業者に依頼することが難しい工事といえます。

つまり、屋根瓦の修繕をお願いしている業者にパラペットの修理を依頼してしまうと、他の業者に委託しマージンを取られることになるので、コストが高くなってしまうのです。このような「二次請け」が発生してしまう工事には外壁塗装工事の足場の設置などもあります。

また、パラペットの立ち上がり部と屋根と接合部分である取り合い部を「内樋」と呼びますが、この内樋には注意が必要です。

というのも、この内樋に雨水やゴミが集まってくるので、激しく劣化するリスクが高い場所だからです。

雨樋の排水の流れが悪くなってくると、フラットな内樋には水たまりができ、常時水が溜まっている状態になります。

水が溜まっている状態では、少しずつ水分が住宅の内部に浸入してしまうリスクが高く、住宅全体に大きな影響が出てしまうリスクが高くなります。

内樋がトタンなど金属製の場合には、落ち葉がたまるとアルカリの影響で錆が発生することもあり、その機能性が低下してしまいます。

そのため、定期的に内樋の清掃を行う必要があるのですが、毎回屋根に上って清掃する作業はなかなか難しいものです。

このように、パラペットにはメリットとデメリットがあるので、現在パラペットがある住宅にお住まいの場合はこの両方を知識として覚えておきましょう。

パラペット改修の具体例

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パラペットの改修工事について、具体例を見てみましょう。

今回は、築数十年の日本瓦屋根とパラペットの改修工事を同時に行うケースです。

パラペットの補修については、住人自ら行うことも少なくありませんが、やはり専門職ではないので、劣化を完全に防ぐことができるわけではありません。

パラペットの笠木の板金は、機能している時は問題ありませんが、劣化して損傷が起こると雨漏りのリスクが非常に高くなる可能性がある場所ですので、早急な対応が必要になります。

築数十年の屋根瓦であれば、全部を撤去し葺き替えをするケースが考えられます。

その場合は、瓦とパラペット板金をすべて撤去することになります。

というのも、築後数十年を越えてパラペットから雨漏りが発生している場合ですと、その下地部分が腐食していることはほぼほぼ間違いありません。

下地が腐食している状態で補修をしてもすぐに笠木が外れてしまいますので、笠木の下地の交換も含めた工事となります。

このような工事では、まずは下葺き材として防水シートを張ります。

外壁には、壁内の結露を防止する「透湿防水シート」を張ります。

屋根には、完全防水・雨漏り防止のためにルーフィングシートを張ります。

この工法は、最長35年の固定金利住宅ローンである「フラット35」の仕様でも定められているものです。

しかしながら、雨漏りの被害が激しくなってしまっている場合は、防水処理を最優先し、ルーフィングシートを張ってすぐにパラペットの改修工事を行います。

パラペットと屋根が重なる「取り合い部」と呼ばれる部分は、雨水の影響が出易いため、ルーフィングシートや防水テープを重ね張りすることで、防水効果を高める処理を行うこともあります。

木には、金属を使用します。

かつては「トタン」がよく使われましたが、最近は「ガルバリウム鋼板」による板金で加工するケースも増えています。

ガルバリウム鋼板はトタンよりも耐久性・メンテナンス性が優れているため、よく活用されるようになってきました。

この後に屋根の葺き替え工事をして完成となります。このような大掛かりな工事になるとコスト的な負担が大きくなってしまいますので、定期的なメンテナンスをしておくことが重要です。

パラペットの改修工事は「板金工事業」の管轄です

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建築業には、多数の許可・資格が存在します。

行政から認可される建設業の許可種別は合計で28業種もあり、それぞれに多くの許可・資格が紐づいているのです。

このうち、

屋根工事業」と「板金工事業

は分別されていて専門性が異なるのですが、パラペットの保守湯工事に関しては板金工事業の管轄となります。

一方、屋根工事業は日本瓦を中心とした工事になりますので、専門とする工事に違いが出てきてしまいます。

今後、金属屋根への葺き替えやパラペットの改修工事を検討されている場合は、板金工事業の専門業者に依頼するのが良いでしょう。

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記事監修


kansyuu
【一級建築士】登立 健一
一級建築士。全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。