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アンテナが破損した時は火災保険で修理できる?

2019年12月7日 公開

アンテナ画像
目次

ここ日本では、2011年にテレビ放送がアナログから地上デジタルへと完全移行しました。地デジを見る場合はUHFアンテナ、衛星放送を見る場合はBSもしくはCSアンテナという理解の方も多いと思いますが、実はUHFアンテナの中にも色々な種類があり、特徴も異なります。このアンテナの種類をしっかり把握した上で、自宅に合うアンテナを設置する必要があります。

しかしながら、このアンテナは強風に弱いことから、宮崎県では被害が多い台風などで破損してしまうことがないわけではありません。アンテナが破損した時は電気屋さんに連絡をすることを考えると思いますが、実は火災保険を使って修理すれば無料で済むかもしれません。その際は、火災保険を活用した工事に慣れている業者に連絡することをおすすめします。

UHFアンテナの種類と選び方

まずは、UHFアンテナについて説明していきましょう。このアンテナは、地デジの放送電波を受信するためには欠かせないものです。「UHF」とは「極超短波」(周波数300MHz~3GHzまでの電波)のことで、地デジ放送や携帯電話・無線LANなどの通信に利用されています。地デジにおいては470~710MHzの帯域で、各テレビ局はこの電波をチャンネルとして振り分けて発信しています。アンテナの種類としては、以下の通りです。

●八木式アンテナ
一般的によく見かける魚の骨のような形状のもので、規格が豊富かつ電波の強弱によって自分に合っているタイプのセレクトが可能です。高い位置に取り付けられますが、建物の景観的には微妙になります。

●平面アンテナ
その名の通り、平面状のアンテナです。壁面に設置できるフラットタイプのもので、見た目的にもすっきりとまとめることができます。しかし、取り付け位置が低くなることからブースターが必要になることもあります。

●室内アンテナ
コンパクトなタイプのアンテナで、室内に置いて使うものです。設置工事の必要がなく、コストパフォーマンスが良いのが魅力です。地デジ環境の整っていない集合住宅向きですが、電波の受信が安定しないことから、電波が弱い地域では使用を避けたいアンテナです。

電界地域とは?

当たり前の話ですが、親局・中継局から離れるほどテレビの電波は弱くなります。そのため、住宅がある場所が親局・中継局からどのくらい離れているのかも、アンテナ選びの重要な要素となります。この電波の強さは「電界地域」と呼ばれ、「強」「中」「弱」の3つに分けられています。

●強電界地域…80dBμV/m。4~8素子の八木式・平面式アンテナが適していて、室内アンテナでも視聴できます。
●中電界地域…70dBμV/m。14~20素子の八木式・平面アンテナが適しています。
●弱電界地域…60dBμV/m。20~26素子の八木式・平面アンテナが適しています。

アンテナの性能は「動作利得」で表されます。この動作利得とは「電波を受信できる性能」のことでアンテナの感度のことを指しています。数値が大きいほど利得が高く受信しやすいので、アンテナを選ぶ際の参考にしてください。ちなみに、この動作利得は「素子数(エレメント)」に比例して大きくなります。素子はアンテナの物理的な横棒で、反射器・放射器をそれぞれ「1素子」に数え、導波器の数を加えていきます。導波器の数が「18」であれば、反射器と放射器の2に18を加え、「20素子のアンテナ」と表現されます。この素子数が多くなればなるほど利得が高くなることになります。

電波は波のように振動しながら進みますが、この波の面が地面に対して垂直か水平かの違いを「偏波面」と呼びます。UHF放送の場合は、中継局によって使用する偏波面が異なることになります。垂直の偏波面は、素子が垂直のアンテナでなければいけませんし、水平の偏波面は、素子が水平のアンテナで受ける必要があります。そのため、受信する中継局の偏波面を確認してからアンテナを選ぶようにしましょう。

CSアンテナ・BSアンテナについて

CSアンテナとBSアンテナは、地上波放送のUHFに対して衛星放送のアンテナのことを指しています。CS・BSともに赤道上空の約3万6千kmの静止衛星を利用して放送電波を送信している仕組みになっています。ちなみに、「CS」とは「コミュニケーションサテライト(通信衛星)」のことで、「BS」は「ブロードキャストサテライト(放送衛星)」のことです。両方とも同じ方角にあることから、両方に対応しているアンテナであればアンテナはひとつで済みます。UHFアンテナとは別に、専用のパラボラアンテナが必要になります。衛星は赤道直下の日本から南西方向にありますので、周りに大きなビルなど障害物がないことを確認してから設置するようにしましょう。その他、アンテナをテレビにつなぐためのアンテナケーブルと、チューナー内蔵のテレビが必要になります。チューナーがテレビに内蔵されていない場合は、別途用意する必要があります。受信料や契約料がかかるものですので、導入するかどうかは検討して契約しましょう。

このように、アンテナは種類によって大きく違います。また、テレビを快適に見るためには地域や立地条件なども考慮する必要がありますので、しっかりと規格・機能を確認してから設置するようにしましょう。

令和元年は3連続で大型台風が日本に上陸!

令和元年は、九州地方にこそ致命的な被害は出ませんでしたが、台風の当たり年になってしまいました。以下に紹介する大型台風が立て続けに日本列島を襲い、大きな被害が出たのは記憶に新しいところでしょう。

台風19号の概要

台風

日本政府は、被災地対策として7億円以上の拠出を決めました。これは、2019年10月6日にマリアナ諸島の東海上で発生し、関東地方や東北地方を中心に東日本各地に甚大な被害をもたらした台風19号の存在が大きかったと思われます。アジア名は「すばやい」という意味の「ハギビス」と名付けられたこの台風は、10月14日に温帯低気圧になるまでの間に、関東・東海・中越地方を中心に河川の氾濫など大きな被害をもたらしました。台風19号は猛烈な勢力を維持した期間は7日・18時から10日・21時までの75時間で、観測史上第3位という長時間となりました。

台風19号は、北上しても中心気圧が低く勢力を保ったままだったことから、巨大なエネルギーを持った台風となっただけでなく、日本のすぐ南の海水温が平年より1~2度高い27度以上となり、水蒸気を多く取り込んだことで大雨をもたらしました。

台風17号の概要

その台風19号の前には、9月19日に沖縄の南で発生した台風17号が日本列島を襲い、沖縄県渡嘉敷村で 32.9 メートルという最大風速を観測した他、沖縄地方では最大風速 30 メートル以上の猛烈な風を多くの地域で観測しました。さらに、長崎市野母崎でも最大風速 29.2 メートルを観測するなど九州・沖縄の広い範囲で最大風速 20 メートル以上の非常に強い風を観測するなど、暴風による被害が多く発生しました。もともと台風被害が多い宮崎県でも、多くの被害が出たようです。

この台風17号は暴風だけでなく大雨ももたらし、宮崎市赤江では 1 時間に109.5ミリの猛烈な雨を観測しました。西日本の太平洋側を中心に大雨が降り、九州地方を中心に約11万戸が停電するなど多くの人の日常生活に大きな影響をもたらしました。

過去最大級の台風15号も上陸

台風15号は、令和になってから最初に日本列島を襲った巨大台風です。台風17号よりおよそ10日前に日本に上陸し、9月9日の朝方に千葉市付近に上陸、首都圏では一部地域が冠水しました。鉄道や航空も運休になるなど大きな影響を与えたこの台風は、台風15号の中心近くの最大風速は約40メートル、最大瞬間風速は約60メートルという強力なものになりました。関東に上陸した台風の中では過去最大級の大きさを記録、「過去最大級」と言われています。9月・10月の間に、15号・17号・19号という大型の台風が日本列島を直撃したため、関東を中心に大きな爪痕が残ってしまいました。

火災保険の申請方法

アンテナが台風で破損してしまった時は、実は火災保険を活用して修理が可能です。火災保険はその名前から火事の時だけに補償をしてくれる保険だと思われがちですが、自然災害による被害についても補償してくれる「住まいの総合保険」です。オプション対応になることが多いのですが、建物外部から何かしらの物体が飛んできて被害が出た時や、屋根が壊れて水濡れが起きた時、また自動車が突然突っ込んできた時なども、火災保険で修理費を賄うことができます。

宮崎県は台風による被害が多く、様々なものが飛んできてアンテナが壊れてしまう危険性も高いことから、火災保険は強い味方になってくれます。そして、火災保険は「建物」もしくは「家財」にかけることができ、もちろん両方同時にかけることもできるので、具体的には以下のような場合に保険金が支払われます。

●「建物」が火災保険の対象になっている場合
住宅そのものや住宅に付帯している「動かないもの」に被害が出た時に保険金が支払われる
●「家財」が火災保険の対象になっている場合
住宅の内部にある家電や家具など「動かせるもの」に被害が出た時に保険金が支払われる

火災保険はいわゆる「申請主義」を採用しています。そのため、契約者が申請しない限り保険金は支払われません。また、申請したとしても保険会社が支払いを断る例も少なくありませんでした。この火災保険の不払いは社会問題化したこともあり、現在では是正されてきましたが、保険会社は利益の源泉である保険金をできるだけ支払いたくないという基本的な姿勢がありますので、台風などの自然災害により被害が出たとしても、色々と条件をつけて支払いを渋ってきた歴史があります。火災保険はそんなに活用する頻度が多くないことから、契約者が火災保険のことを知らないと思われて契約者側が保険会社の言いなりになってしまうことが多く、火災保険の不払いについては30万件近くあったといわれています。

多彩な補償内容を持つ火災保険

以下、火災保険の具体的な補償内容を見ていきましょう。

●火災
自宅から出火した場合はもちろんですが、放火や近隣の火事からのもらい火による被害も補償対象となります。

●落雷
落雷によって屋根に穴が開いたり、過電流により電化製品が壊れたりといった被害が起こることがたびたびあります。過電流は落雷が離れた場所でも、起こる可能性があります。

●水災
台風や豪雨による洪水・土砂崩れの被害も、火災保険で補償されます。被害が起きた時の対処のためにも、自治体が公開しているハザードマップをチェックしておくことが大切になります。

●風災・雹災・雪災
台風や強風などにより屋根が飛んだりした場合や雹で窓ガラスが割れたりした場合、雪の重みや雪崩で家が倒壊したりした場合、強烈な雹で屋根がへこんだり窓ガラスが割れた場合も補償対象となります。アンテナが台風で飛んでしまった場合は、この風災扱いとなります。

これらのような自然災害以外でも、以下のような被害が出た時には特約(オプション)で補償することができます。

●水濡れ
水道が壊れて浸水した場合や、マンションの上階からの水漏れが起きた場合などの補償です。

●盗難
盗品された物品の被害はもちろん、壊された鍵や窓ガラスの修理費用も補償されます。ただし、現金や金券は補償されません。

●破損・汚損
子供が自宅で遊んでいるときに住宅の一部を汚してしまった、掃除中に家具が倒れて壊れてしまったなどといった被害も、特約を結んでおけば補償対象になることがあります。

このように、災害以外の規模が小さい日常生活における偶然の事故も補償の範囲に入れることができますが、特約をカスタマイズすると保険料は高くなりますので、予算やライフスタイルに合わせて設定するようにしましょう。

火災保険をスムーズに支払ってもらうには

火災保険で自然災害による被害を補償してもらうことは、契約者にとって正当な権利です。しかしながら、スムーズに支払ってもらうためにはコツがいる保険です。実は、火災保険を使って修理を行うことに慣れている修理業者というものが存在し、全国に400もの加盟店を持っている全国建物診断サービスがその代表格です。宮崎県にも加盟店が多くあり、火災保険を使った豊富な修理の実績を持っています。火災保険の申請に必要な煩雑な書類の作成にも慣れていますし、修理費用の見積はもちろん、保険会社から派遣される鑑定人との交渉も担当してくれます。もちろんアンテナ工事のような住宅の付帯物の修理などにも対応しています。宮崎県で火災保険を活用したアンテナ工事を検討したいと思った人は、全国建物診断サービスに相談してみてはいかがでしょうか。



記事監修


kansyuu
【二級建築士】佐野 広幸
全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。火災保険申請を利用した修繕工事を広める事により、日本の「建物老朽化」問題の解決に貢献。