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今すぐできる雨漏りの応急処置!室内からも対策しよう

2020年1月8日 公開

雨漏りタイトル用

目次(▼タップで各項目へジャンプします)

台風やゲリラ豪雨などの災害では、雨漏りが突発的に発生するおそれがあります。天井からポタポタと水が落ちてきたり、閉まっているはずの窓の隙間から水が出たりなど、雨漏りにはいくつかの種類があるのです。「これくらいは大丈夫」と放置していると、次のような被害が起きる危険性があるので十分に注意しましょう。

① 床や天井など建物が腐ってしまう
② カビが発生して健康リスクが高まる
③ 濡れた床に気づかず転倒する
④ シロアリが建物の木材を食い荒らす
⑤ 漏電で火災が発生する
⑥ 電化製品が水に濡れて壊れる

一滴の水も時間がたてば水たまりになります。雨漏りは住宅の資産価値を下げる大きなリスクです。修理業者が到着するまでの間に応急処置を施すことで被害の悪化を防いでおけば、修理代金を安く抑えられる場合があります。この記事では、緊急時に役立つ雨漏りの応急処置について徹底解説します。いざという時に備えて日々の暮らしをまもる生活の知恵袋としてご活用いただければ幸いです。

 
【関連リンク】
・出窓の雨漏りの応急処置とその注意点
・台風21号での家屋被害申請は早めに行うと保険金が出やすい

 

室内からできる応急処置の方法と用意するもの

雨漏り対策室内

雨漏りの応急措置は室内と室外に分かれています。まずは室内からできる応急処置の方法についてご紹介します。道具さえあれば簡単にできる方法ばかりですので、日ごろから準備しておきましょう。

まずはこれをそろえよう!必要な道具リスト!その1

室内で雨漏りの応急措置を行うために必要な道具は次の表に示されるとおりです。これらの道具は、ホームセンターや100円ショップで手軽に購入できますので、事前に用意しておくことをおすすめします。

〈道具リスト:室内〉

バケツ 天井から落ちる水を受け止めるために使用します。
新聞紙
レジャーシート
バケツから水が溢れたときに水が広がらないために使用します。
防水テープ 屋根裏や窓のサッシから漏れ出る水を防ぐために使用します。
はさみ 防水テープを裁断するために使用します。
雑巾・タオル 窓のサッシから漏れ出る水をふき取るために使用します。
ボンド(壁クロス用) 雨漏りで剥がれ出したクロスを補修するために使用します。

バケツを雨漏りする天井の下に置こう

天井から水が落ちるポイントを発見したら、その下にバケツを置きましょう。バケツの下に新聞紙やレジャーシートを敷いておけば、バケツが満杯になって溢れだした水が広がりづらくなります。

また、天井からバケツに向かって水が落ちる音が気になる方は、オムツやタオルなどの吸水効果が高いものをバケツの底に置くとよいでしょう。さらに、水がバケツから飛び散ることも防ぐことができます。

バケツ一つで腐朽防止・カビ防止・転倒防止!

天井からの雨漏りを放っておくと、床下などに水が浸透して建物が腐ったり、カビが生えたりする危険性があります。

建物に使われている木材が濡れて腐朽すると、シロアリが発生しやすくなります。シロアリは木材を食い荒らしてしまうと、建物の耐震性を下げるおそれがあります。最悪の場合、地震などの自然災害で住宅が倒壊することにもなりかねません。

また、床が濡れていることに気づかないまま滑って転倒する事故も多くなっています。特に、ご高齢の方が住まわれている場合には、むち打ちや骨折など重傷を負ってしまう危険性があるので注意しましょう。

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防水テープを窓のサッシに貼り付けよう

雨漏りは天井だけとは限りません。窓サッシからも水が漏れ出すおそれがあります。ここでは防水テープを使った浸水対策をご紹介します。なお、防水テープは種類に応じて使用場所が異なる場合があるので、窓サッシに対応しているのかを確認してから購入しましょう。

はじめに、窓にカーテンを付けている場合はカビ防止のために取り外します。外から室内が見えるのが気になる人は、「エアキャップ」を窓に取り付けることをおすすめします。エアキャップとは「プチプチ」や「ミナパック」など複数の名称で呼ばれていますが、壊れやすい物を送る際によく使われている気泡が入ったビニール製のシートのことです。

続いて、窓のサッシ付近の雨水を雑巾やタオルを使ってふき取ります。水分が残っていると、防水テープの粘着力が弱くなるので気を付けましょう。

最後に、窓のサッシに合わせて防水テープをはさみで裁断して、隙間なく貼り付ければ完成です。防水テープがない場合は、ゴミ袋やタオルをガムテープで固定するなどして一時的に対処しましょう。

カビの二次被害を防止する

窓のサッシ付近から漏れ出す水を放っておくと、その周辺にカビが生えやすくなります。

「カビくらいたいしたことない」と思われる方もいるかもしれませんが、免疫力が低下している方、ご高齢の方、赤ちゃんなどがカビを大量に吸い込んでしまうと、肺炎やアレルギーなど健康に支障をきたすおそれがあります。

また、カビはダニの餌になるので、カビが増えればダニも同時に増えるといわれています。ダニもまたアレルギーなど健康被害をもたらすリスクがあるので、早期防止を図るためにも室内の応急措置を徹底しましょう。

ボンド(壁クロス用)を使って剥がれたクロスを修繕しよう!

雨漏りで壁や天井のクロスが剥がれた場合、クロス用のボンドを使って修繕しましょう。 剥がれたままにしておくと、クロスの痛みが全体に広がる可能性があります。見た目が悪くなるだけではなく、張り替える範囲が大きくなれば修繕費用も高くなる可能性があるので要注意です。

最近は、DIY(Do it yourself)が趣味の一つとして普及しており、ホームセンターでクロスを購入して自分で張り替える人も増えています。

屋外の応急処置と用意するもの

雨漏り対策屋外

屋外から雨漏りの応急措置は少々手間がかかる作業です。また、安全を確保してから作業を開始しなければ、大事故につながる危険性があるので気を付けましょう。

応急措置は、あくまでも被害を最小限度に留めるための対処療法です。無理をして怪我をしたり、専門的な知識が必要な作業を我流で行ったりすれば、かえって状況が悪化してしまいます。自分たちにできることを選択して、それ以外は専門家に依頼することが雨漏りの被害を抑える大事なポイントです。

まずはこれをそろえよう!必要な道具リスト!

屋外で雨漏りの応急措置を行うために必要な道具は次の表に示されるとおりです。これらの道具はホームセンターで販売しています。また、インターネットでも購入できます。

〈道具リスト:屋外〉

ブルーシート 屋根を覆って雨水が入ることを防止するために使用します。
アルミ製などの穴「ハトメ」が付いたものを購入しましょう。
業務用のヒモ ハトメにヒモを通して住宅と固定するために使用します。
土のう袋×10袋 ブルーシートが風で飛ばされることを防止するために使用します。
粗目の砂利 土のう袋に入れるために使用します。
はしご 屋根に上がるために使用します。JISマークなどの認証があるものを選びましょう。
高所作業のリュック 土のう袋を持ちながらはしごを上るのは危険ですので
大きいサイズの業務用リュックを用意しましょう。
ヘルメット 安全のためにかぶっておきましょう。
コーキング剤 シーリング剤と同じです。壁などのひび割れを埋めるために使用します。
コーキングガン コーキング剤をひび割れ部分に塗るために使用します。
マスキング・テープ コーキング剤がひび割れ以外の場所に付着するのを防ぐために使用します。
ヘラ コーキング剤を適切な個所に塗るために使用します。

ブルーシートで屋根からの浸水を防止する

屋根の破損部分を特定することは容易ではありません。そこで屋根全体にブルーシートを張ることで雨風を防ぐことができます。ただし、必ず3人以上で作業し、天候が晴れていて屋根の雨水が完全に乾いた日を作業日として選びましょう。ヘルメットの装着も忘れないようにしてください。

まず、一人が高所作業用のリュックに折りたたんだブルーシートを入れて、はしごで屋根に上ります。このとき、屋根に上っている人以外は必ずはしごを固定してください。

ブルーシートをかけたら「ハトメ」という穴に業務用ヒモを通して建物としっかり固定しましょう。ヒモの結び方は可能な限りきつく締めてください。

続いて、砂利を入れた土のう袋を屋根の上にあげます。これも片手で持ったりはせず、高所作業のリュックに入れて1個1個運びましょう。なお、土のう袋の代わりに釘打ちでブルーシートを固定する場合、屋根の構造を十分に理解した上で作業しないと損壊のもとになるので注意してください。

屋根にブルーシートを貼れば雨漏りは最小限に

雨漏りのリスクが一番高い場所は屋根です。ブルーシートで雨水を防ぐことができれば、建物全体の雨漏りによる被害を最小限に抑えることができます。

ただし、雨が降っている間の作業は危険ですので絶対にしないでください。視界が悪いなかでの作業は危険であるだけはなく失敗する可能性も高くなります。

コーキング剤を使って壁のひび割れを補修しよう

建物の外壁にクラック(ひび割れ)が入っている場合、コーキング剤を使ってひび割れを補修しましょう。作業工程は極めてシンプルです。

まず、クラックの周辺を乾いた雑巾やタオルでふきましょう。そして、クラックの周辺にマスキング・テープを貼ってください。これはコーキング剤が不要な場所に付着するのを防ぐために行います。

続いて、ひび割れのなかにコーキング剤を入れていきます。コーキング剤を効率よく塗るために「コーキングガン」を使用することが望ましいです。また、コーキング剤の接着力を長持ちさせたい方は、プライマーという下塗り剤を先に塗っておいてください。それによってコーキング剤の経年劣化を遅らせることができます。

最後に、コーキング剤をクラックに入れ終わったら、コーキング剤が乾く前にマスキング・テープを外してください。その後、コーキング剤が完全に乾いたら作業は完了です。

コーキングすればクラックからの浸水は防げるが……

コーキング剤を使用すればクラックからの浸水は防ぐことができます。ただし、器用な作業になるので慣れていない方は無理せずに修理業者に頼むことをおすすめします。せっかく、コーキングしても失敗すれば修繕に支障が出る可能性があるので注意がしましょう。

屋外で応急措置するときの注意点

先述の通り、屋外で雨漏りの応急措置を行う際は、必ず3人以上で作業を行いましょう。

特に、屋根に上がってブルーシートを張る作業は転倒リスクもあります。人数だけではなく、作業時間の天候を確認して、作業前には屋根の雨水が完全に乾いているかをチェックしてください。一歩間違えれば、死亡事故になりかねないので細心の注意を払う必要があります。

以上のことからも、原則として修理業者に頼んだほうが安全ですが、大規模災害で修理業者が確保できないなどといったやむを得ない場合、安全のルールをしっかり守って作業するよう心がけてください。

雨漏りしやすい場所は

雨漏りしやすい場所は大きく4か所あります。台風やゲリラ豪雨が発生した際は、以下の①~④の場所をチェックしてみましょう。ここでは「どこを見ればよいのか」とポイントを簡単に説明していきます。

①屋根

雨漏りのリスクが最も高い場所は、雨風を受ける「屋根」です。築年数が古くなっていくと、屋根の構造にさまざまな劣化が生じてきます。いくつか例を挙げてみましょう。

・棟板金の浮き
「棟板金」とは、三角屋根の頂点に被せる金属のことです。棟板金は経年劣化すると浮くことがあります。その浮いた隙間から水が入ると雨漏りが起きやすくなるのです。

・防水シートの老朽化
屋根を作る際は「防水シート(別名ルーフィングシート)」が内側に敷かれます。防水シートも築年数が古くなるにつれて老朽化するので、水が浸透しやすくなります。

・屋根材の劣化
屋根材もまた築年数が経過するにつれて痛んでいきます。ひび割れなどが発生すると、そこから水が入って雨漏りの原因になります。

②壁

建物の「外壁」も雨漏りしやすい場所です。通常、外壁は塗装などで防水対策されていますが、経年劣化に伴って防水効果は弱くなるので注意しなければなりません。

そして、壁にひび割れなどがある場合、そこから雨水が入り込む可能性があります。コーキング剤を使ってひびの中を埋めて浸水を防ぎましょう。

③ベランダ

「ベランダ」もまた水漏れの被害が発生しやすい場所です。ベランダには水が溜まるのを防ぐ「排水溝」があります。この排水溝が詰まると、そこから水が溢れ出して室内に水が及ぶ可能性があるのでチェックしておきましょう。

④窓

窓は日常的に使用されるため痛みやすい場所といえます。開け閉めを繰り返しているうちに隙間ができて、そこから水が入り込みます。

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雨漏りの応急措置が完了したら本格的な修理の計画を立てましょう。応急措置はあくまでも被害を最小限度に食い止めるものに過ぎません。

見た目に問題がなくても、建物の構造に水が浸透していれば腐朽被害の原因になります。あとから修繕費用が高くならないように、早めに修理工事の目途を立てましょう。

また、火災保険を利用すれば、自己負担なしで雨漏りの修繕工事を行える可能性がありますので、全国建物診断サービスにお気軽にご相談ください。