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雹による被害も火災保険の対象になる?無料で工事ができるかも?

2020年02月05日 公開

カーポート屋根被害01

ここ最近、日本の夏は猛暑が続いています。そのため、熱中症患者が多く、毎日多くの方が病院へ運ばれているというニュースを目にします。この猛暑に限らず、日本ではこれまでにない自然災害が増えています。ゲリラ豪雨、洪水、巨大台風…もともと自然災害が多い日本ですが、それぞれの威力がどんどん巨大化しているようです。その中でも、住宅にとって手ごわい自然災害といえば、「雹(ひょう)」が挙げられます。雹とは、直径5mm以上の氷の塊のことで、氷の粒が積乱雲の中で上昇・下降を繰り返し巨大化し、地面に落下してきます。

イメージ的に冬に被害が多くあると思われがちですが、実は雹の被害は5~6月や10月など春や秋に発生することがほとんどです。ゴルフボールから野球のボールほどの大きさの氷が高い空から落下してくるということは、住宅の屋根やカーポートに穴が開いてしまうほどの威力を持っているということです。このような被害が出てしまった時は、どのように対処すれば良いのでしょうか。

【関連リンク】
・雹が降ってカーポートに穴が空いたら…自費なしで修理ができるかも!

雹ができるまで

雹は、発達した積乱雲から降ってくる直径5mm以上の氷の塊です。雹より小さいサイズ(直径5mm未満)のものを霰(あられ)と呼び分類しています。空気中を落下する雹・霰のような粒子は、速度の2乗に比例する抵抗を受けて、すぐに「終端速度」と呼ばれる一定の速度にまで達し落下し続けます。例えば、直径2cmの雹の終端速度は秒速16m(時速58km)になり、直径5cmの雹は秒速33m(時速120km)という高速になります。それなりの大きさの氷の塊が高速で落ちてくるので、住宅に何かしらの被害が出ても不思議ではありません。

雹がここまでの大きさになるまでには、かなりの時間が掛かります。霰や雪に大量の過冷却(0度以下)の水滴が付着する時間が必要で、積乱雲の上昇気流の存在によって落下速度が低下し、大きな雹に成長するというメカニズムになっています。

雹が降る地域としては、北海道から東北の日本海沿岸域と北関東を中心とする内陸域が多くなっています。これらの地域の中でも、特に雹の被害が多いのが「福島の内陸域から北関東を通り長野・山梨に至る地域」で、逆に西日本は雷雨こそ多く発生しますが雹はほとんど降りません。

では、日本海沿岸域と内陸域に雹が降りやすいのはなぜでしょうか。雹が降りやすいのは5月・6月を中心に8月上旬までで、多くの作物の生育期にあたります。そのため、住宅だけでなく農作物が被害を受けるリスクも高く、茨城県における農業被害の発生件数で最も多いのは雹害となっている事実もあります。

雹による被害状況

雹は、雷雲の進行方向に細長い範囲に降ることが知られています。山地の場合は、雹を降らせる強い雷雲が長い距離を移動できなくなることから、雹による被害は局地的になります。しかし、関東平野で発生する雷雲は、産地が少なく発達しながら東~東南方向に長い距離を移動することになります。そのため、北関東では雹が広い範囲で雹が降ってしまいます。中には、平野内に長さ100km以上というとんでもない広範囲に渡って、雹が降る地域を形成することもあります。以下、実際にあった雹の被害を紹介していきましょう。

まずは、2000年5月24日に発生した北関東での被害です。群馬北西端から利根川沿いに移動してきた雷雲が、平野部でさらに発達し茨城南部から千葉北部にかけて長さ80km、幅10~15kmほどの降雹域を形成し、雹による被害が発生しました。この時の雹は、最大のものでみかん大にまで成長し、農作物だけでなく人身・建物・自動車などにも被害が波及しました。この雹で茨城・千葉の両県合わせて24市町村で被害が発生、農作物の被害額は60億円にまでのぼりました。また、負傷者は160人、窓ガラス破損など建物の被害は約4万5千棟、自動車の損傷は約3万3千台という大きな被害が出て、この被害による火災保険・自動車保険を合わせた損害保険金の支払総額は300億円にもなりました。なぜ、火災保険が雹の被害に活用できるのかは後述します。

この中でも、特に大きな被害が出たのは茨城県取手市です。30人が負傷し、1万7千世帯で窓ガラス破損など建物の被害が出ました。雹が10cm近く積もった地域もあったのですが、近くの龍ケ崎市では雹の被害は報告されていません。10分間に7mmという強雨だけしか降りませんでした。もし、この雨が雹だったとしたら3~4cmほどの積雹に換算されることから、大きな被害が出ていたと想像されますが、地域によって大きな差が出るのも事実です。

このような雹害の対策としては、防雹網というものを使う方法があります。この防雹網は、果樹園やビニールハウスなど、雹による被害が想定される場所で活用されています。また、雹害の多いヨーロッパでは雷雲にヨウ化銀を詰めたロケットを打ち込んで、氷粒を雹の大きさにまで成長させないという方法で雹害が起こらないようにしています。日本における年間の降雹日数は多くても2日程度なので大々的な対策をしている地域は少ない(とはいえその2日間で大きな被害が起こる可能性はある)のですが、ヨーロッパや南アメリカでは降雹日数が100日近くにまで達する地域もあり、その対策は日本よりも進んでいるといえます。

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雹の恐怖…屋根材への被害が深刻化することも

雹と同時に、強風や雷などほかの自然災害も発生し被害が拡大した例もあります。100年も前の話ですが、1917年6月29日に埼玉県川越市では工場の屋根が吹き飛ばされ、周囲では落雷の被害もあり1名が即死するという痛ましい事故が発生しています。この時は、強風・落雷に加えて雹が降りました。降雹の被害は埼玉県内の3町25村という広範囲に渡り、最大で直径が約30cmもある雹が降ったという記録が残っています。この日の雹の特徴は重みがあったことで、300~950gという巨大かつ重量のある雹がたくさん降ったということです。また、大きさでいうとかぼちゃほどの雹もあり、3kgを超えるこの雹は地面に直径約52cmの穴を開けるという被害をもたらしました。このような大きさの雹が大量に降ったため、住宅の屋根の損傷も激しく、屋根を突き破って部屋の中にまで入ってきた雹もたくさんありました。

最近では、2018年5月24日に東京都八王子市で大粒の雹が降っています。この時は大きな被害こそ出ませんでしたが、屋根やカーポートに穴が開いたり、傷がついたりというレベルの被害が報告されました。

雹の被害には加入している火災保険が使える?ただし自動的におりないので注意が必要

カーポート屋根被害02

では、雹による被害を無料で行う方法はあるのでしょうか。実は「住まいの総合保険」とも呼ばれる火災保険に加入していれば、火事の被害だけでなく、風や雪・雹などの自然災害も補償されます。つまり、正しい申請手続きを踏めば火災保険を活用して、雹の被害を無料で修理ができるというわけです。ちなみに、火災保険の補償の中で一番支払い保険金額が多いのは、この自然災害による被害の補償です。台風により屋根が壊れたり、雹によって窓ガラスが割れたり、大雪によってカーポートがつぶれたり…このような自然災害による様々な被害の工事費が、火災保険料で賄われています。定されます。では、実際に火災保険を活用して修理した例にはどのようなものがあるのでしょうか。

  • 台風の強風により雨樋が破損した神奈川県の例

台風による強風により、屋根の雨樋が樋受金具から外れてしまい修理が必要になったケースです。屋根に関わる工事は足場を組んで修理することになるのが一般的ですが、足場代も含めて火災保険で補償され無料で修理ができました。

  • 雹で窓ガラスが割れた茨城県の例

茨城県は雹の被害が多い地域で、特に春先は注意が必要です。このケースでは、5月のとある日に雷が鳴り出し、屋根に雹がぶつかる音がするレベルの降雹がありました。雹は数分で降り止んだものの、屋根にひびが入り割れている窓ガラスもありました。この被害でも足場を組んで修理することになりましたが、足場代も含め、屋根の修理・窓ガラスの交換などが火災保険を活用することで無料になりました。

  • 大雪でカーポートの屋根が破損した新潟県の例

北海道や東北地方、新潟県など豪雪地帯で多い被害は、大雪によって建物や付帯設備に被害が出るというものです。特に2月は、冬型の気圧配置の影響があるため、大雪をもたらすことが少なくありません。この大雪により、カーポートの屋根の一部が割れてしまったケースでも、火災保険の補償で修理ができます。カーポートは「住宅」ではありませんが、塀などと一緒に建物の一部として考えられるため、火災保険が補償する「建物」の一部として補償の対象になります。

カーポートや屋外倉庫も補償対象

このように、風・雪・雹などの自然災害は住宅やカーポート・倉庫に大きな被害をもたらす可能性があります。特にカーポートや倉庫などは、住宅のように基礎がしっかりしないケースも多くありますし、屋根や支柱なども住宅ほど頑丈にはできていないものもあります。そのため、雪の重みや雹のスピードにより大きな被害が出てしまうリスクは高いものです。
先述の通り、カーポートや屋外倉庫も住宅の敷地内にある場合は火災保険の基本補償でカバーできます。まれに延床面積60平方メートルを超えるような大型の建物の場合は補償対象外になることがありますが、カーポートや物置レベルの小さな倉庫であれば、火災保険の補償の対象である「建物」の中に含まれます。

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地域ごとに自然災害のリスクは違う

日本列島は縦に長いという特殊な地形をしています。そのため、地域によって想定される自然災害の種類が変わりますし、住宅もその地域特性に合わせて仕様が違います。例えば、台風は沖縄から東北までの被害が多くなります(稀に北海道を縦断することも増えてきましたが…)。一方、雪については北海道から日本海岸の地域でリスクが高くなります。また、今記事のテーマである雹は、北関東を中心に被害が出やすい自然災害です。ここ最近の西日本で大規模な水害も発生しています。このようにみると、日本国内で自然災害が起こらない地域はないといっても良いでしょう。ということは、火災保険へ加入することは強い味方になってくれるということです。

そのため、家計のことを考慮し火災保険に加入しないというのは、万が一のリスクを考えた時にはあまりおすすめできません。些細な工事費用は自費で修理できるかもしれませんが、最近の日本の自然災害はどんどん強大化していますので、想定外の被害が発生するリスクは高まっていると考えられます。特に雹による被害の場合、屋根の工事は避けられません。屋根の工事は足場を組んで修理する必要があるので、簡単な修理でも100万円単位の金額になってしまうことは少なくないことから、リスクヘッジのためにも火災保険にかにゅうしておくことをおすすめします。

全国建物診断サービスでは火災保険ができるかどうかの無料診断を行っています

カーポート屋根被害03

では、火災保険を活用した修理を依頼する時にはどのような業者を頼れば良いのでしょうか。それは、全国建物診断サービスのような火災保険を活用した工事に慣れている団体が良いでしょう。

火災保険の申請をする際には、まず修理代がどれくらいになるかの見積が必要になります。全国建物診断サービスであれば、調査・見積の作成は無料で行っていますし、火災保険の活用方法のアドバイスもくれます。火災保険については申請が難しい部分があったり、悪徳業者が暗躍していたりと、正しい申請をすることが保険金のおりるポイントになります。全国建物診断サービスの加盟店は全国に400ほどあり、全国どこでも高いクオリティのサービスを受けられます。この際、依頼者が気づいていないような修理すべき箇所が発見されると、その部分についても火災保険の活用が可能かどうかチェックをしてくれます。

優良業者というものは、依頼者の不安・質問に対して丁寧に答えてくれますので、分からないことは放置せず何でも聞いてみることをお勧めします。逆に、依頼者の質問を軽くあしらったり、適当に応えたりする業者は避けるようにしましょう。

火災保険の申請方法や見積の見方などは、一般の人ではなかなかすぐに理解できないでしょう。そのため、強い味方になってくれる業者を見つけることが、火災保険を活用した工事を成功させるポイントになります。火災保険を活用した修理を検討している時は、経験豊富な全国建物診断サービスに相談してみてはいかがでしょうか。