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火災保険で瓦の修理ができる!申請方法や注意点、具体例を紹介

2020年2月6日 公開

火災保険で瓦の修理01

「火災保険で瓦を修理したい」
「瓦がズレただけでも火災保険は使えるのか」

こういった考えを持っている人もいるでしょう。
結論から言えば、火災保険で瓦の修理は可能です。

この記事では、火災保険で瓦を修理できる条件や、実際に保険金を受け取った事例を紹介します。
具体的には以下の内容を解説します。

 瓦の修理で使える火災保険の種類
 火災保険で瓦の修理ができるようになる条件
 瓦を火災保険で修理した実際の具体例
 火災保険を利用する場合の申請手順と受け取り方法
 火災保険を使うときに詐欺にあわないための業者の探し方

火災保険の適用条件や利用例を知っておけば、自宅の瓦修理に火災保険が使えるかどうかが判別しやすくなるでしょう。

火災保険で瓦の修理は可能! 使える保険の種類とは

火災保険で瓦の修理02

瓦修理の費用に火災保険を利用することは可能です。
保険会社と申請方法しだいでは修理費用の全額を保険金で支払うこともできるでしょう。

ただし、自宅で契約している火災保険の種類によっては瓦修理の支払いができない場合があります。

以下では、瓦の修理で使える火災保険の種類を3つ紹介します。

1. 住宅火災保険
2. 住宅総合保険
3. 火災共済

では、具体的にチェックしていきましょう。

住宅火災保険

住宅火災保険は火災や落雷のほか、風や雪、ひょうの被害にも使える火災保険です。
瓦の修理で費用が支払われる項目には主に以下の3つがあります。

1. 風災
2. ひょう災
3. 雪災

風災とは、台風や竜巻といった風による被害に適用できる支払い条件です。
ひょう災は、ひょうによる被害で使える支払い条件です。
雪災は、大雪や雪崩といった雪による被害に適用できます。

住宅総合保険

住宅総合保険とは、住宅火災保険の適用条件に加えて、飛行機の墜落や自動車の衝突、盗難などにも対応した火災保険です。

瓦の補修費用として適用できる項目は、住宅火災保険と同じく風災やひょう災、雪災となります。
飛行機の墜落で瓦が破損した場合なども適用が可能でしょう。

ただ、瓦の修理をするケースはほとんどが風や雪によるものなので、風災やひょう災、雪災を適用するケースが大半です。

火災共済

JA共済による火災共済などが該当します。

民間企業が利益を目的として行う火災保険と違い、火災共済は非営利事業者がお金を集めて支払いに当てています。
民間の火災保険との違いは、集めたお金が余った場合に戻ってくることです。

掛け金が少ないかわりに保険金の支払いが少なく、瓦の修理をするために必要な「風による損害の補償」という支払条件がない場合もあります。

火災共済だと瓦の修理費が保険で支払えないおそれがあるため、事前に自宅の契約内容を確認しておきましょう。

火災保険で瓦を修理する条件と具体例

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瓦を火災保険で修理する場合、多数の条件があります。
以下では、火災保険の適用条件と、実際に保険を利用した際の支払い金額などをチェックしていきましょう。

瓦を火災保険で修理する条件

瓦を火災保険で修理する場合、適用できる条件は主に以下となります。

 風や雪、ひょう災害による損害であること
 自然災害による損害であること
 修理費が20万円以上であること
 災害が起きてから3年以内であること
 保険会社の他の免責事項に当てはまらないこと

基本的に火災保険で瓦の補修ができる条件は、風や雪、ひょうによる自然災害のみです。

住人による故意の破損や経年劣化には対応していません。
また、多くの保険会社では風や雪、ひょうによる災害の補償は20万円以上の損害額であることを前提条件としています。

なかには、一定金額までは自己負担で、その金額以上は保険を適用できるというケースもあるでしょう。
自宅の保険内容がどのタイプかは、契約書を確認してください。

他にも、自然災害による被害であっても事故から3年以内に申請しないと火災保険は支払われないので注意しましょう。

瓦の修理で火災保険を利用する場合の具体例

瓦の修理で実際に火災保険を利用した例を紹介します。
以下の例と自宅の状況を比べてみて、火災保険が適用できるかどうかチェックしてみましょう。

瓦がズレた(約36万円)

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瓦が割れ、棟瓦もズレていた事例です。
放置すると屋根材の錆びや雨漏りの危険性が高い状況でした。

この事例では、363,825円の金額が保険会社に承認されました。
当初の見積もりよりは保険金額が安かったため、お客様の実費負担がないように工事内容を変更して修理しています。

雪の重みで瓦が割れた(65万円)

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新潟県で雪の重みで割れたと考えられる瓦の修理事例です
補修部位が多く、650,000円の保険金が承認されました。

割れた瓦の他にも棟瓦が変形するなど細かい破損が目立ちましたが、保険ではすべてをリフォームするほどのお金はもらえません。
このため、どの部位を直すかをじっくりと相談して補修しています。

瓦の一部の面が割れていた(120万円)

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屋根全体ではなく一部の面の瓦だけが破損していた事例です。
1,200,000円の金額を承認されました。

屋根全体の瓦が割れていたら経年劣化を疑われるため保険金はおりません。
しかし、今回は一部の面だけが割れていたため保険金を受け取ることができました。

飛来物などによる破損は熟練の診断士でなければ判断が難しく、業者の良し悪しが出やすい部分です。

瓦を火災保険で修理する申請方法と受け取り手順

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申請と受け取りの手順を間違えると、火災保険で瓦を修理したいのに全額が自己負担となる危険があります。
以下では、火災保険を使って瓦を修理する際の流れを詳しく説明していきます。

火災保険の種類を確認する

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自宅の火災保険が瓦の補修に対応しているかどうかを最初に調べます。
火災保険の契約書を見て、あなたの自宅の保険が「火災共済(〇〇共済)」ではないかをチェックしましょう。

火災共済ではなく、住宅火災保険や住宅総合保険の場合は、瓦の破損を保険で支払うことが可能です。

しかし、火災共済(〇〇共済)の場合は、風や雪の損害には対応していない場合があります。

風や雪による災害が対象外だと瓦の修理は難しいため、申請前に自宅の火災保険の種類を確認する必要があるのです。

業者に申請方法を相談する

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火災保険の種類がわかったら、次は業者に相談をします。
業者に相談するタイミングは、保険会社に保険金を申請する前を推奨しています。

なぜなら、申請するためには現場の写真や具体性のある報告書が必要だからです。
保険会社の承認を得るような報告書は専門的な知識がないと作れないため、先に業者に相談するのです。

保険金が受け取れるかどうか、金額が多いか少ないかは業者によって決まると言ってもよいくらいです。

なかには詐欺を働く悪質な業者もいます。
悪徳業者を避ける方法は後ほど解説していきましょう。

火災保険の申請をする

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相談する業者を決めたら、保険の申請を行います。
火災保険の申請に必要な書類の例には以下があります。

 保険会社に送る請求書
 破損している瓦の写真
 瓦を修理する工事の見積書
 瓦が破損する原因となった事故の報告書

保険会社によっては上記以外にも書類が必要になることがあります。

保険会社が現地調査をする

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保険の申請を行ったら、保険会社から調査員が派遣されるでしょう。
調査員は、保険会社に依頼された第三者機関に所属しています。
瓦の破損状況や、修理金額の算定を行うために現地にやってきます。

保険金を受け取る

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調査員の結果を受けて保険会社が申請を認めると、保険金が支払われるでしょう。
保険の申請が承認されるまでにかかる期間は保険会社と瓦の破損状況によって異なります。

長ければ数ヶ月かかるケースもあるため、気長に待ちましょう。
保険の審査結果が出るまでは業者と工事の契約をしないほうが望ましいです。

保険申請の結果が届く前に業者と工事契約をしてしまうと、審査に落ちた場合でも工事を中断できずに費用を自己負担しなくてはいけないからです。

ただ、早急に補修しないと雨漏りの危険があるといった場合は、業者と相談してみましょう。

保険金が支払われたら業者と工事契約を結んで工事を開始してください。

火災保険で瓦を修理する際に騙されない業者の探し方

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瓦の修理を火災保険で行うと考えたとき、どの業者に依頼するかで悩むことでしょう。

依頼する業者を間違えると、火災保険で支払う約束だったのに、全額自己負担で工事が始まってしまうこともありえます。

火災保険で騙されないために注意したいのが「保険申請と工事の契約を同時に取る業者」です。

「火災保険が適用できるので工事契約を結んでください」と語る業者がいます。
こういった業者は、火災保険が適用できなかったとしても工事を強行するため高額な費用を請求してきます。

優良な業者であれば、特別な事情がないかぎり火災保険の申請前に工事の契約はしません。

申請前でも相談を受けたり書類作成のサポートをしたりはしますが、本格的な工事契約は火災保険の申請が通ったのを確認してから行います。

そうしないと、火災保険が適用できないとわかった場合に工事費用をお客様が負担しなくてはいけなくなるからです。

保険の申請が承認される前に工事契約を結ぼうとする業者には注意してください。

瓦はズレの補修程度でも火災保険の適用が可能!

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瓦は、割れやズレ程度でも火災保険の利用が可能です。
自己負担なしで補修できる場合もあるため、「火災じゃないから瓦修理は難しいだろう」とあきらめずに、まずは業者に相談してみましょう。

特に、経年劣化ではなく台風や竜巻で破損したとわかっているのなら、保険金が受け取れる可能性が高いです。

瓦の破損が気になる人は、火災保険の利用をぜひ検討してみましょう。