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建物の壁補修におけるパテとは?どんな工法でいくらかかるのか解説

2020年5月21日 公開

壁に穴があいているのを見つけてしまったらどうしますか。
「このくらいなら、自分でできるかな」と思ってしまう方も多いでしょう。

補修する材料など、素人が使いやすいものがホームセンターなどで販売されています。
手先の器用な方なら自分でも可能かもしれないのですが、ちょっと待っていただきたいのです。

この記事を読むことで、次のことがわかります。

 素人が自分で補修するとどうなるか
 どの程度でプロの補修が必要か
 壁の補修ってどのくらいの費用がかかるのか
 災害などで壁に穴があいたけど、火災保険って適用されるの?

自分で補修するのは、この記事を読んでからでも遅くありません。

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壁にあいてしまった穴はパテを使ってDIY補修が可能なの?

壁の穴

小さい傷や穴なら自分で修復してみることも可能です。
穴を埋める「パテ」という材料は、ネットやホームセンターなどで気軽に購入できるからです。
小さい穴くらいなら「自分で直したよ」という方もいらっしゃるでしょう。

しかし、自分でやってみると、数日、または数時間で補修した箇所が浮き出てきて、余計に汚くなってしまったなんてこともあります。

以前よりも傷が深く、穴も大きくなってしまったというケースも珍しくありません。
どうしてそのようなことが起こるのでしょうか。

それは、補修方法が間違っているからです。
以下で、正しい補修方法をチェックしてみましょう。

壁の補修をDIYで行う方法

自分で行う方法を説明する前に、注意すべきポイントがあります。

『穴の大きさが3センチメートル以上は業者に依頼する』

上記が、自分でやるかプロに依頼するかの判断基準です。
3センチメートル以上の穴でも10センチメートルまで達していなければ、器用な人なら修復可能かもしれません。

しかし、パテを使ってDIYで補修する方法は、穴のサイズが1~3センチメートルまでだからこそ対応できる応急処置となります。

理由は、穴が大きくなるにつれてクロスを広範囲ではがすことになり、土台の壁の損傷の大きくなっていくからです。

以下では、3センチメートル未満の穴の修復方法をご紹介します。

《用意するもの》
 ローラー(ホームセンターに売っている、塗装用ローラー)
 スポンジ(ふきんや、油吸収ができるキッチンペーパー)
 地ヘラ(壁紙を張る際に使うヘラ。ネットショップで購入可能)
 サンドペーパー
 壁紙(補修した部分に張る)
 リペアシート(ネットショップで購入可能)
 パテ(ホームセンターやネットショップで購入可能)
 5センチメートル角材
 石膏ボード
 ビス

《壁補修を行う手順》
1. 下地処理を行う
2. サンドペーパーをかける
3. パテを塗る
4. 壁紙を張る

まず穴を埋める下準備をします。

壁紙を四角くカッターでカットしてはがしましょう。
内部の石膏ボードを、穴よりひとまわり大きめに5センチメートル角にカットします。
土台となる木材と石膏ボードを入れやすくするためです。

木材をはめ込んだら、ビスうちをして、その上に石膏ボードをのせて、またビスうちをします。
サンドペーパーをかけて表面を滑らかにすることで、パテがつけやすくなるでしょう。

新しくのせた石膏ボードと壁の隙間をパテで埋めていきます。
パテが乾燥後、サンドペーパーを使って表面を平らにしていきます。
表面をすべすべにして壁紙の吸着をよくしましょう。

壁紙を張り、ヘラで表面をなじませ、余分な部分はカッターで切り取ります。
接着する時に使った糊は、水で濡らしたスポンジでふき取り、ローラーで表面をなじませます。

上記の工程には道具や材料が必要で、かなり手先が器用な方でないと難しいでしょう。
確実に施工したいのなら業者に依頼することをお勧めします。

壁のパテ補修でDIYは推奨しない

壁紙を張ったりパテを使ったりする作業に慣れている方なら、DIYでも簡単に仕上がるかもしれません。
しかし、慣れていない方が、いきなりDIYで工事をしてしまうと仕上がりに問題がでてきます。

来客からも、素人のやっつけ仕事がバレバレになってしまうでしょう。

次のような状態だとプロへの相談が必要となります。

 穴の大きさが3センチメートル以上ある
 穴が断熱材まで貫通している
 穴が壁の中の電気系統の配線まで遮断している
 賃貸マンションに住んでいる

電気系統の配線を遮断していたら漏電などの危険もありますから、すぐにプロへ連絡してください。

また、賃貸マンションにお住まいで、壁に大きな穴をあけてしまった場合も迅速に管理会社に連絡したほうがよいでしょう。

穴があいた原因によっては、修理費用を請求されるかもしれません。
建物の修復というのは基本的に持ち主の負担となりますので、無料で工事を行ってもらえる場合もあります。

放置しておいて退去時に大きな穴があいていることが露見すると、トラブルに発展しかねません。
なるべく早めに修復をしてください。

外壁の穴はすぐにプロへ相談した方が良い

外壁に穴があく原因は、強風、竜巻などによる飛来物が衝突するケースが多く、自動車の衝突も考えられます。

後述しますが、外壁なら火災保険の適用も可能な場合がありますので、まずプロに診断してもらうことをお勧めします。

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壁に穴があいて補修が必要なのに放置したら起こる問題

壁の穴2

壁にあいた穴を、補修せずにそのまま放置していたらどうなるのでしょうか。

外壁も内壁の場合も同じで、最初は小さな穴でも、大きく広がっていくことになります。
外壁だと、穴から害虫やネズミなどが侵入してきて壁の間に入り込むことで駆除が困難になるでしょう。

知らない間に、部屋中で繁殖することも考えられます。
健康状態にも問題がでてきます。

また、日本では全国で頻繁に地震が発生しています。
小さな穴から亀裂が入り、家屋が全壊することだってあるのです。
穴は、小さいうちに修復することがとても大切です。

築年数が経っている住宅なら、穴を見つけた時点で壁内部の診断も受けておいた方が安心です。
定期的なメンテナンスを行っている家庭では、大きな災害があっても損害が少ないと考えられます。

日々のこまめなメンテナンスにはお金が必要です。
しかし、気になる部位を放置しておくと、数年後に大きな工事が必要になって多額の費用が掛かるでしょう。

定期的なメンテナンスによって支出の総額を減らすことが重要となるでしょう。

【関連リンク】
・自然災害により外壁に被害が出た時は火災保険を活用できる?
・外壁塗装の種類や修理方法のまとめ…火災保険の活用は可能?

壁の穴の補修にパテが必要な理由と費用相場

以下では、壁の穴の補修になぜパテが必要な理のか、理由を解説します。
また、パテを使った工事の費用もご紹介しましょう。

壁の穴の補修にパテが必要な理由

そもそもパテとは、粘土状の充填剤のことです。
継ぎ目を埋めたり、傷を隠したりするときに使用します。
補修工事にパテが必要な理由として次のようなことがあげられます。

 隙間にパテを使うことで雨水の侵入を防ぐ
 塗装工事の下地処理や傷隠しができる
 表面を滑らかにして壁紙などの吸着を安定させる
 ガスや水道管の継ぎ目に使ってガスや水漏れを防止できる

このように多くの用途があり、パテの効果は非常に高いのです。
補修工事にパテは必要不可欠と言えるでしょう。

パテの種類

建築工事でよく使われるパテには4つの種類があります。

 エポキシ系パテ
 炭酸カルシウム系パテ
 石膏系パテ
 エマルション系パテ

エポキシ樹脂を利用したエポキシ系パテは金属や木材で利用します。
また、炭酸カルシウム系パテは仕上げ用建材に利用します。

水と混ぜて使う水性の「石膏系パテ」はよく使われています。
石膏系パテは、粉状になっていて水に溶けると一定の時間が経つと固まり、石膏のようになります。

エマルション系のパテは、ペーパーで削りやすい材料です。
室内の工事で使われることが多く、仕上げ用パテとしての需要があります。

職人によるパテの使用方法

DIYでパテを使った穴の補修の仕方を説明しましたが、職人がパテを使う時は、3度塗りを行います。

 下塗り
 中塗り
 上塗り

まず、石膏ボードで穴をふさぎ、ビス止めした穴を埋めるために下塗りを行います。
次に、石膏ボードと壁が繋がるように表面を平らにします。
中塗りを行ったら、その上にきめの細かいパテを上塗りします。

このように3度塗りをすることで、壁紙がきれいに定着できるのです。
3度塗りは簡単な作業のように見えますが、職人の技量差が出てきやすい部分です。
サンドペーパーのかけ方やパテの配合具合、塗り方などで表面の滑らかさが違ってくるでしょう。

壁を補修する費用の相場

壁にできた穴や傷が小さくて、パテを使って埋めるだけなら費用は3万円程度です。
しかし、穴が大きく深くてボード部分も修復するなら、5万円はするでしょう。
補修が必要な範囲で値段が変わってくるのです。

費用の目安は以下も参考にしてみましょう。

《6畳間での仕上げ工事のみの値段》
 壁紙も新しく張りかえる 6万円程度
 壁を珪藻土や砂壁に取り替える 9~13万円程度

深い穴で、ボードを修復してから壁紙を張りかえるとなると、11万円程度の費用が必要となるでしょう。

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壁に穴があいてパテが必要になった工事でも火災保険は使えるのか?

穴を修復して壁紙まで張りかえると工事代金は高くなります。
穴があいてしまった原因によっては、工事に火災保険の適用ができます。
保険適用の対象となる可能性が高いのは、次の通りです。

1. 壁に穴があいた原因が自然災害だった
2. 外部から自動車などが衝突した

具体的にチェックしていきましょう。

壁に穴があいた原因が自然災害だった

風災(竜巻、台風)で飛来物が衝突したことによる損傷なら保険適用の可能性が高くなります。
また、内壁の場合は、地震で家具などが大きく揺れることで壁に衝突したことによる損傷に保険が適用されやすいです。

自然災害で家屋に損傷があった場合に気を付けたいことは、すぐに保険会社に連絡することです。
あいた穴をそのまま放置せずに、スピーディーに対応しましょう。

工事ができる業者を見つけて、現場を調査してもらい、見積もりをもらってから保険会社に申請書類を提出しましょう。

外部から自動車などが衝突した

交通量が多い通りに自宅や店舗がある場合は、車が衝突してくることもあります。
レアケースですが、高層ビルから物が落下して壁に衝突することも考えられるでしょう。

上記の破損も、火災保険のプランによっては補償の対象となります。
ぜひ保険会社に問い合わせてみてください。

交通量が多い道路のそばに家があるなら、車の衝突や落下物の危険は十分に考えられます。
保険加入の時点で、手厚い保障が受けられるプランを選択しておいたほうがよいでしょう。

オールマイティーに保障してくれる保険は、それだけ保険料も高くなります。
しかし、万が一の時には保障範囲が広くなり、工事代金をカバーしてくれるため必要に応じて検討しましょう。

火災保険を適用して壁補修工事を行う上での注意点

火災保険を適用しようと考える場合の大きな注意点は、3つあります。

 補償内容が充実した保険に加入しておく
 保険を使った工事に慣れた業者をさがす
 自然災害で保険を申請する時はスピーディーに行う

補償内容を十分審査して、保険加入しておく必要があります。
また、保険を使った工事をスムーズに行うには、実績の豊富な業者を見つけることです。

申請に慣れている業者なら、現場を確認することで保険適用が可能かどうかをある程度は判断してくれます。

「保険を使った工事を想定していなかった」「無理だと決めて付けていた」という方が、優秀な業者に依頼したことで、予想していた工事代金よりも大幅に安く施工できたケースもあります。
保険金額に大きく影響を与えるため、業者は吟味しましょう。

火災保険を使って安全な壁補修を行うために

火災保険を使って、壁の補修工事を行うには、業者の選定が重要です。
しかし、保険申請に慣れている業者を探す際には注意が必要です。

わざと穴をあけて、天災に遭ったようにみせかける業者も実在します。故意や過失で起こった損傷には、保険は適用できません。

保険会社側は、徹底的に調査します。
自然災害での損傷か、意図的に行ったものかはすぐに判明してしまい、偽りの申請をすると二度と保険適用ができなくなることもあるでしょう。

優良な業者なら、工事の実績を紹介してどのような個所の損傷で保険申請ができたのかを具体的に説明してくれます。
全国建物診断サービスでは過去の施工事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。