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シーリング材の選び方は?種類と特徴を分かりやすく解説

2020年11月20日 公開

シーリング材サムネ
「外壁の目地補修を自分でおこないたい」
「シーリング材って種類が多くて選び方が分からない」

こういった声をよく耳にします。

シーリングはDIYでおこなえる工事の1つとして注目されており、ちょっとした水回りのパッキンゴムから外壁の亀裂補修まで様々な対応が可能です。

そのため、多くの人が挑戦したことがあり、同時にうまくいかなかった記憶を持つ工事でもあります。

うまくいかなかった理由は、技術的な問題より材料選びが多く見受けられます。

同じように見えるシーリング材でも用途によって違いが存在し、その差を理解しないと後々大きな被害に繋がります。

そこで、今記事ではシーリング材に注目して解説をおこないます。

DIYでシーリング工事をおこなう際の参考になったら幸いです。


目次
  1. シーリング材とは
  2. シーリング材の種類と特徴
  3. 場所別シーリング材の選び方
  4. シーリング材は用途によって使い分けることが重要

シーリング材とは

シーリング材01
シーリング材とは建物や設備の設置の際、材料と材料の間にできてしまう隙間を埋めることを目的とした部材です。

別名をコーキング材とも呼び、特徴として下記の条件を備えています。

• 材料同士をつなぎ合わせることが可能(密着性)
• 常温で液状であり、時間が経つことで硬化する(凝固性)
• 水や空気を通さない(密閉性・断熱性)
• ゴムのように衝撃を吸収する(弾力性)

シーリング工事の目的は材料を密着させ、仕上がりの見栄えを調整するためです。

シーリング材は建物のつなぎ目や設備のつなぎ目といった、一般的に目立つ箇所を埋めるために使われます。

つなぎ目のことを建築現場では目地(めじ)と呼びます。
目地を見栄えよく処理することで建物全体の見た目を向上させることが可能です。

そのため、目地の処理用にシーリング材を使うことも多いです。

DIY等をおこなうときは目地用に販売しているシーリング材を利用することがあります。

また、シーリング工事をおこなう理由は見た目以外にも存在し、シーリング材の特性を活かした役割が存在します。

実際のシーリング材の役割と工法を確認していきましょう。

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シーリング材の役割

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シーリング材の特徴の1つに材料と材料をつなぎ合わせる密着性があります。

材料同士をつなぎ合わせることで建物の耐水性・断熱性・耐震性を高めることにつながります。

外壁に使われているタイル、レンガといった石材は見た目では分からないぐらい小さな隙間があいています。

完全に隙間が無い状態に見えているとしてもわずかな隙間があいているため、そのままにしておくと浸水することがあります。

そのため、タイルのつなぎ目やレンガの隙間といった部分は、シーリング材で埋めることが重要です。

また、材料同士の隙間を埋めることで耐震性が向上する効果も期待できます。

シーリング材の多くが白い液状の見た目をしており、隙間を埋めてからしばらくすると固まる性質があります。

シーリング材が固まる理由は、空気中の湿気や酸素に反応することで凝固する性質を持っているからです。

凝固したシーリング材はゴムに近い弾力性を持ち、接着剤と同等の密着性を持ちます。

そのため、地震といった外部からの衝撃に対して振動を吸収する効果を持ち、耐震性の向上が期待できます。

このように、シーリング材を使って隙間を埋めることには多くの目的があります。

建物を快適に過ごしやすくし、建物の劣化や倒壊を防ぐためにも、必ずシーリング工事をおこないましょう。

打ち増しと打ち換えの違い

シーリング材03
シーリング工事の工法には打ち増しと打ち換えの2つが存在します。

シーリング材は経年劣化で密着性や弾力性を失うため、定期的にメンテナンスが必要です。

その際、費用と目的に応じて工法を選ぶ必要があります。

打ち増しは既存のシーリング材をそのまま残し、新たに上からシーリング材を打つ工法です。

シーリング材の劣化は表面がもっとも早く、奥は劣化しにくいとされています。

そのため、打ち増しでは劣化が進んでいる表面部分のみ新しくシーリング材にすることを目的としています。

打ち増しのメリットは、シーリング材の使用量が減ることによる費用削減が挙げられます。

シーリング材によって多少変動しますが、打ち増し工事の相場が1mあたり500円程度、打ち換え工事の相場は1mあたり800円程度です。

打ち換えに比べて3割以上も安く施工が可能なため、費用を抑えたいときはおすすめの工法です。

既存のシーリング材を上からなぞるように施工するため、施工難易度が低いこともメリットです。
このためDIYで補修する際は、打ち増しをおすすめします。

打ち換えは一旦既存のシーリングを撤去し、新しくシーリング材を打ち直します。

打ち増しに比べるとシーリング材の使用量が多いため、費用面ではやや高いです。

しかし、シーリング材を一度撤去するため見た目の均一性を保ちやすいことがメリットとして挙げられます。

打ち増しの場合、シーリング材の劣化具合に応じてシーリング材の使用量が異なるため、どうしても均一性が保てないケースが存在します。

見た目を大事にしたい場合、打ち換えをおすすめします。

また、打ち換えはすべてのシーリング材を交換するため、メンテナンス時期がばらつきにくいメリットも存在します。

まとめてメンテナンスをおこないたい人にも、打ち換えがおすすめです。

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シーリング材の種類と特徴

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シーリング材は見た目こそ同じでも、材料となる物質によって特徴が異なります。

種類ごとに適した箇所も異なり、耐年数や効果にも大きな影響を与えます。

そのため、シーリング材ごとの特徴を把握することが重要です。

今回は代表的な4つのシーリング材を紹介し、あわせて特徴を解説します。

ウレタンの特徴

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ウレタンはシーリング材の中でも耐久性の高さが特徴です。

耐久性の高さから外壁や窓枠といった建物外部に多く使われ、高い密着性を活かしたひび割れ補修に使われることも多いです。

硬化した際に弾力性を持つため、耐震補強で使われることも多く、多少の揺れでは損耗しにくい耐久性が活かされています。

反面、耐候性の低さが問題であり、紫外線の影響を受けやすいです。

紫外線に直接触れる屋外の利用が多いため、表面を塗装することで耐候性を高めることが重要となります。

また、埃を吸着する性質もあり、耐年数を延ばすためにも定期的なメンテナンスも必要です。

DIYで使う場合は石材やタイル材のつなぎ目を埋めるのに適しており、目地の調整にも適したシーリング材と言えます。

シリコンの特徴

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シリコンはシーリング材の中でも耐水性・耐熱性の高いことが特徴です。

耐久性は高くは無いものの湿気や熱に強いため、主に建物の水回りに利用されています。

価格もシーリング材の中では安価であるため、ちょっとした補修をおこなうときに最適な材料です。

水道周辺のゴムパッキンやガスコンロ周辺といった身近な箇所に利用され、紫外線の影響を受けにくいのも特徴の1つです。

反面、硬化時にシリコンオイルと呼ばれる脂のような物質が染み出すため、うまく塗装をおこなえないことがあります。

「プライマー」と呼ばれる専用の下地材を利用することで塗装自体は可能ですが、手間がかかることもあり水回りやガラス目地以外だと使われにくいシーリング材です。

DIYで積極的に使うというより、普段の水回りのトラブル等に使うことが多いシーリング材と言えます。

アクリルの特徴

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アクリルはシーリング材の中でも水性タイプであることが特徴です。

油性でないため、硬化前の除去等がおこないやすく、作業性の高さが魅力とされています。

また、価格も安く手軽に購入することが可能です。

使用用途は塗装等の下地処理、クロスの下地とリフォーム工事向けでは無いものの、一部建材の目地材として利用されます。

反面、硬化時に肉痩せと呼ばれるシーリング材が縮む現象が発生しやすいとされています。

また、耐候性や耐久性も高くないため、ALC目地や塗装下地といった専門的な使い方以外の利用が難しいシーリング材と言えます。

DIY向けではないものの、一部の下地処理用に最適なシーリング材と言えます。

変性シリコンの特徴

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変性シリコンはシーリング材の中でも安定感が高いことが特徴です。

ウレタンに近い弾力性、シリコンと同等の耐水性・耐熱性を兼ね備えているため癖がなく、どのような場面でも利用可能とされています。

外壁やサッシ回り、コンクリート補修や水回りなどほとんどすべての箇所で利用可能です。

また、表面もウレタンに近いため塗装も可能であり、ウレタンに比べると紫外線に強い特徴があります。

安定感の高さからほとんどの場合、選択肢に含まれるシーリング材です。

反面、ウレタンほど密着性が高くなく、シリコンより耐久性が低いということがあります。

苦手としていることは無いものの、特段優れている点もないと言えます。

また、シーリング材の中では比較的高い部類となるため、工費によっては敬遠される可能性も高いです。

何かに特化していないため、DIYをおこなうときは変性シリコンだけ用意すれば対応可能で、扱いやすくておすすめできるシーリング材と言えます。

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場所別シーリング材の選び方

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シーリング材は種類ごとに特徴を持ち、それぞれ適した用途が存在します。

DIYでおこなう損傷の修復以外にも、建物の断熱性の向上や建物の見た目をよくするためにもシーリング材は使われます。

そのため、場所ごとにどのようなシーリング材を使うべきかを把握することは重要です。

今回はシチュエーションごとにどのようなシーリング材を使うべきか、その理由をまとめました。

実際にDIYをおこなうときの参考に、活用してみてください。

外壁やコンクリートのひび割れ

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外壁やコンクリートは外部要因が原因でひび割れが発生します。

ひび割れは程度によって修繕方法が異なりますが、長さ500mm・幅10mm程度のひび割れはシーリング材で埋めて修繕をおこなうことが多いです。

ひび割れの補修で気を付けたいことが、ひび割れを埋めるシーリング材の密着性が低いとすぐに剥がれてしまうことです。

石材やコンクリートには弾力性が無く、強い衝撃を受けることでひび割れが発生します。

ひび割れの表面をシーリング材でつなぎ合わせたとしても、内部にはひび割れの跡が残り強い衝撃を受けた際に同じ方向にひび割れする可能性が高いです。

そのため、シーリング材を選ぶ際は密着性の高さが重要なポイントになります。

また、ひび割れが起きる原因には上からの重さである、荷重が原因のケースも存在します。

荷重がかかる箇所は重さを分散できる素材で補修することが望ましく、弾力性に富んだシーリング材を選ぶことが重要です。

外壁やコンクリートのひび割れには密着性と弾力性に優れたシーリング材を選ぶことがおすすめです。

シーリング材の候補としては密着性と弾力性の高いウレタンが最適、次点で変性シリコンとなります。

ウレタンの場合、紫外線に弱いため表面の塗装が必須となります。

もし、塗装をおこなうことが難しい場合は紫外線の影響を比較的受けにくい変性シリコンを利用することも可能です。

条件に応じて、選択するように心がけましょう。

窓枠や水場のパッキンゴムの劣化

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窓枠や水場のパッキンゴムは時間経過でどんどんボロボロに崩れていきます。

理由はカビによる分解、熱や湿気の影響等があります。

補修をおこなう際は、断熱性や耐水性をまとめた耐候性の高さが重要です。

耐候性の高いシーリング材はシリコンが挙げられますが、シリコンには施工後にシリコンオイルが漏れ出るリスクがあります。

シリコンオイルは無色透明のため見た目に大きな影響は与えませんが、シリコンオイルが原因で周囲が汚れてしまう可能性が高いです。

そのため、シーリングの上から塗装をおこなう場合は利用をおすすめできません。

塗装が不要な場合はシリコン、塗装を予定している場合は変性シリコンがおすすめです。

屋根瓦やクロスの接着に利用する

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屋根瓦やクロスはそのままでは張り付かず、接着をおこなう必要があります。

その際、接着剤としてシーリング材が使われることがあります。

屋根瓦やタイルが含まれる石材は、シリコンが接着剤に適しています。

接着剤と利用の場合、ウレタンや変性シリコンは接着力が強すぎるため、メンテナンスに影響を与えます。

また、耐候性が低い材料の場合は劣化が早くなるため、メンテナンス頻度が高くなる可能性が高いです。

シリコンは石材の接着剤にも有効な素材であり、内装面では便利なシーリング材となります。

クロスは石材と違い、接着面が膨れることで見た目の均一性が損なわれます。

そのため、水性のシーリング材であるアクリルが最適と言えます。

シーリング材としての用途が少ないアクリルですが、下地処理には効果的であることを覚えておきたいです。

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シーリング材は用途によって使い分けることが重要

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シーリング材は種類によって大きく性質が異なります。

外壁や石材に有効なウレタン、水回りに有効なシリコン、下地処理に最適なアクリルと使い分けることが重要です。

他にも万能に使える変性シリコンもあり、用途にあわせた選択をおこなうことで効果的な施工が可能となります。

もし、DIYでシーリング材を利用しようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

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