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瓦の補修でコーキングは効果的なのか?DIYは危険!?その理由とは

公開:2021年4月20日 

目次(▼タップで項目へジャンプします)

  1. ▼瓦補修においてコーキングが有効な場合
  2. ▼経年劣化の激しい瓦屋根は「葺き替え」をする
  3. ▼コーキングが向いてない部分もある
  4. ▼コーキングとは何か
  5. ▼コーキングとシーリングは違う?
  6. ▼各コーキング剤のメリットとデメリットを比較してみよう
  7. ▼DIYで直すことも不可能ではない
  8. ▼屋根から雨漏りする原因は何が考えられるか
  9. ▼瓦屋根は耐久力が高いがメンテナンスは大事
  10. ▼悪徳業者にはご注意を!
  11. ▼優良業者の見つけ方

瓦屋根の一番の特徴は耐用年数が長いことです。しかしながら、メンテナンスを全くしなくて良いというわけではありません。瓦のメンテナンスにおいてはコーキングという方法で補修する場合があるのですが、実のところこのコーキングは有効なのでしょうか?

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瓦補修においてコーキングが有効な場合

瓦
コーキングはコーキング剤を充填して、雨漏りが起こらないようにするために行われます。後述しますが、コーキングに使われる材料はシリコン系やウレタン系などの樹脂ですが、さまざまな製品が販売されています。よく知られているのは、ボトル入りの細長い缶状の製品で、先端からコーキング剤が出るようになっているものです。この製品はホームセンターでも販売されているので、実際に見た、手にした、使ったことがある人も少なくないでしょう。

では、瓦屋根の補修にコーキングが有効的な場合というのはどのような時なのでしょうか。

瓦のヒビや欠け

まず、瓦のヒビや欠けが発生したときです。もちろん、大きくヒビが入ってしまったり、粉々になってしまったりしている場合はコーキングではどうしようもありません。しかし、ちょっとしたヒビや欠けの場合の修繕では、コーキングで補修が可能です。

瓦のずれ

引掛け桟瓦葺き工法によって葺かれた瓦がずれたときには、瓦専用のコーキングで補修しても良いでしょう。

経年劣化の激しい瓦屋根は「葺き替え」をする

古い家
このように、屋根の補修でコーキングが有効な場合もあるのですが、新築・リフォームからかなりの築年数が経っている場合や、風雨や紫外線の影響で老朽化が激しい屋根は、葺き替えが必要になります。

屋根の葺き替え
屋根瓦の下の材料から屋根瓦まですべてを取り外し、新しい瓦と下地に取り換える大規模な補修です。

屋根の葺き替えを行うメリットは雨漏りの改善や防止のほか、屋根全体を新しく軽い素材に交換することができることです。瓦屋根は非常に重いため、地震には強くありません。しかし、昨今よく採用されるスレート屋根やガルバリウム鋼板の屋根は軽いので、耐震性が増します。一方、葺き替えのデメリットはコストがかかることです。補修工事と違い、かなりの費用がかかります。とはいえ、将来的なことを考えると、どこかで葺き替えをしておくことで住宅を長持ちさせられるので、長期的なコストパフォーマンスで考えれば大きな損失とはいえないかもしれません。

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コーキングが向いてない部分もある

そんな瓦のコーキングですが、向いていない部分もあります。確認していきましょう。

瓦の横軸

瓦の横軸
瓦の横軸の隙間は、雨水の排水の役割があります。そこをコーキングで埋めてしまうと、その役割が果たせなくなってしまいます。そのため、雨漏りの原因にもなってしまいます。

例えば、老朽化で瓦が浮いてしまったときに、大雨や台風で雨が浸入するのを防ぐためにすべての隙間にコーキングをしたとしましょう。この作業後に雨漏りが発生してしまうことは少なくありません。それは、雨水が流れるための隙間も全部ふさいでしまったために、瓦の下側から逃げるはずだった雨水が逆流してしまい、中に溜まり雨漏りにつながってしまうからです。また、隙間をふさぐことで換気が悪くなり、中に入った雨水も乾かなくなるという悪循環も起こってしまいます。

ちなみに、築年数を経ている住宅の場合、瓦が浮いてきているということは、屋根の下地が傷んでいることも多く、すでに基礎部分が少し腐敗している可能性もあります。このような専門的な知識は、雨漏り補修を専門にしている業者でなければわかりません。

漆喰部分

漆喰
屋根の漆喰部分には、通気性があるため、通気性のないコーキングをここに埋めてしまうと建物自体の通気性が悪くなり、屋根裏にたまる湿気を逃がすことができずに、屋根裏が腐食しやすい環境になってしまいます。コーキングは、あくまで気密性・防水性を高めるためのものなのです。

コーキングとは何か

コーキング
そもそもコーキングとはどのようなものなのでしょうか?見積書で「コーキング」という文字を見て、この記事にたどり着いた方もいると思います。

コーキング(caulking)
建物の気密性・防水性を高めるために、屋根や外壁などの隙間をコーキング剤で充填する工法を指します。

その材料であるパテのことを「充填材」「コーキング剤」「コーキング」と呼んでいます。その中でも代表的なのが以下の2つです。

「1成分形」(湿気硬化タイプ)

1成分形はすべての成分を混合してあるコーキング剤で、充填すると自然に硬化します。カートリッジ型でホームセンターでも購入可能で、施工面積が小さな場合に使用され、DIYでも活用されることがあります。

「2成分形」(反応硬化タイプ)

充填するときに、「2成分形」のコーキング剤と、「硬化剤」を混ぜ合わせることで硬化するコーキング剤なので、そのままでは使用できません。専用の撹拌機でかき混ぜて使用するのですが、1度にたくさん作ることができる利点を生かして、ビルやマンションなど施工面積の大きい場合に使用されます。

コーキングとシーリングは違う?

比較
コーキングと同じような意味で「シーリング」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。実はそれほど大きな違いはなく、実際、建築現場ではコーキングもシーリングも同義語として使用されています。

各コーキング剤のメリットとデメリットを比較してみよう

メリットとデメリット
上述との通り、コーキング剤にはいろいろな種類があり、塗装に向いているものや水場に強いものなど、素材によって特徴が違います。ここからは、屋根瓦のコーキングでよく使われるコーキング剤を紹介しましょう。

シリコン系

ホームセンターで手に入るのはこのタイプの製品が多いです。洗面所やキッチン、浴室などの水場の内装でもよく使われるもので、価格が安くどこでも入手しやすいことが挙げられます。その一方で、塗料がのらないので塗装したいところには不向きというデメリットがあります。

変形シリコン系

サッシやタイル、モルタルといった金属などにも使える、万能のコーキング剤です。塗装もでき、湿っている場所でも使え、耐久性も高い優れものです。しかし、価格が若干高く、塗料の色落ちもあります。

ウレタン系

サッシやタイルの目地によく使用されるコーキング剤で、塗装が可能です。しかし、紫外線に弱いので塗料しないままにしておくことができません。また、シリコン系のコーキング剤とは同時使用できません。

DIYで直すことも不可能ではない

瓦
ホームセンターでもコーキング剤は購入できるので、「屋根の補修をDIYですることは簡単なのでは」と思うかもしれません。しかし、基本的にはDIYでコーキングすることは危険だといえます。

DIYで直すのは危険である2つの理由

屋根に登ることは危険

まず屋根に登ること自体が非常に危険なので、できれば業者にお願いすることをおすすめします。厚生労働省によると、令和2年の労働災害発生状況では、「墜落、転落」の死傷災害者が17,209人の被害がありました。これは1日に50人弱もの人が高所から墜落、転落をしていることになります。依然として事故は後を絶たず、毎年多くの事故が出てしまっている状況です。プロですら危険なので、本当に自分でやるべきかよく考えるようにしましょう。

参考:厚生労働省 労働災害発生状況

被害がさらに拡大してしまい結果的にコストが高くなる

専門知識がないままに被害状況を正確に把握せずDIYで補修をしたばかりに、屋根の葺き替え工事になってしまったとなると、コストも大変なことになってしまいますし、火災保険を活用できない可能性も出てきますので注意が必要です。

知識がありDIYをしたい場合、修理に必要な道具は?

もし、専門知識があるという場合は、以下の道具を使用することでコーキングを行うことはできます。

  • カッター・・・古いコーキングを除去するのに使用する
  • マスキングテープ・・・綺麗に仕上げるために、コーキングを塗らない部分の印をつける
  • プライマー・・・コーキング剤の下塗りとなるもの
  • 刷毛・・・プライマーを塗るために使うもの(プライマーについてくることもあります)
  • コーキング剤・・・本記事で紹介している、ヒビや穴を埋めるもの
  • コーキングガン・・・コーキング剤を注入するもの
  • ヘラ・・・コーキング剤を塗ったあと表面をならす

くれぐれも安全には気をつけるようにしましょう。

屋根の補修には火災保険が使用できる

火災保険は火災だけでなく、台風などの「風災」、雪災、雹災など、万能な保険です。自然災害で被害があった場合に火災保険が使用できる可能性もありますので、保険証書をご確認の上、当社団にお気軽にご相談ください。工事まで一貫して行います。

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屋根から雨漏りする原因は何が考えられるか

雨漏り
屋根から雨漏りがする場合は、どのようなケースが考えられるのでしょうか。雨漏りはいろいろな場所で起こるものですが、やはり屋根は一番雨漏りが起こりやすい場所です。症状としては

  • 天井の染み
  • 天井のクロスの浮き・はがれ

などが出やすいのですが、実際どのような状況になったときに雨漏りになってしまうのかを紹介していきます。ちなみに、雨漏りは複合的な原因で起こることも多く、専門業者であっても見極めが難しいといわれているので、雨漏りが起こったときはすぐに専門業者に調査してもらうようにしましょう。

棟板金・棟瓦

棟板金・棟瓦は、屋根の頂上にありしっかり固定されているはずのものですが、経年劣化により隙間を作る場合があります。その隙間から雨水が浸入し、雨漏りになることがあります。

割れ・欠け

瓦そのものは非常に丈夫ですが、台風でものが飛んできたときなどに割れてしまうことがあります。例え瓦が割れたとしても防水加工はしてあるのですが、大量の雨水ですと防ぎきれずに雨漏りが起こることがあります。ちなみに、瓦そのものの耐用年数は50年以上とも言われますが、漆喰など下地の方が先に経年劣化を起こすので、定期的なメンテナンスは欠かせません。

反り

瓦屋根ではあまりない現象ですが、スレート屋根の場合は経年劣化で反り上がるように変形することがあり、反った隙間から雨水が吹き込んで雨漏りを起こすことがあります。

破風板

破風板とは、屋根の先端にある板材のことです。この板があるおかげで、風や雨の吹込みを防止できます。この板が経年劣化により剥がれたりヒビ割れを起こしたりすると、雨漏りを引き起こすことがあります。

瓦屋根は耐久力が高いがメンテナンスは大事

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瓦自体は丈夫で長持ちするものですが、瓦を固定し支えているのは漆喰です。この漆喰においても、定期的なメンテナンスをすることで長持ちさせることができます。漆喰の耐用年数は十数年といわれていますので、それくらいの頻度でメンテナンスをすることをおすすめします。

その一方で、現在は漆喰を使わない瓦の固定方法も普及してきました。それは、軽量のハイロールという樹脂製のテープで覆った補強木材を使って瓦を固定する方法で、棟の長さが40mとした場合に、従来の工法よりも約650kgもの軽量化が可能になるため耐震性もアップします。また、漆喰よりも耐用年数が長くなるので、屋根の補修を行う際には専門業者に聞いてみても良いでしょう。

悪徳業者にはご注意を!

悪徳業者
雨漏りを直すための瓦屋根の補修では、コーキングが有効な場合がないわけではないのですが、残念ながらコーキング以外の処置の方が有効なことが多くなります。また、コーキングをするにしても排水のことを考慮し、すべてのすき間を埋めることはNGです。しかし、悪徳業者は雨漏りが起きたときに屋根のコーキングを勧めてきます。屋根補修の悪徳業者は、訪問営業をしていることが多く、台風や大雨の翌日を狙って「雨漏りを直しませんか」と訪問してきます。そして、悪徳業者はお金さえ取れればいいので、建築材のことをあまり詳しく知らない場合も多く、屋根にコーキング剤を充填しましょうといってきます。そして高額なリフォーム料金を取ろうとします。しかし、ある程度の予備知識を持っていれば、瓦屋根にコーキング剤はNGな場合が多いことがわかっているので、相手の知識のなさに気づくはずです。

優良業者の見つけ方

瓦のヒビ
では、そのような悪徳業者につかまらず、優良業者と巡り合うにはどうすればよいのでしょうか。以下、優良業者と出会うポイントを見ていきましょう。

地域で実績がある

屋根の補修業者は、地域で実績があると長く営業ができます。悪い評判はすぐに広まってしまうため、悪徳業者は特定地域で長く営業ができないからです。悪徳業者は屋根までちゃんとチェックしている人が少ないことをいいことに、小さな被害を大きな被害が出ているといって高額の工事費用を取ろうとしますが、地域でしっかりと営業している業者はお客様ファーストで誠実な経営をしているので、実績を積み重ねていると考えられます。

調査をしっかり行い画像で見せてくれる

悪徳業者は、写真も撮らずに「大きな被害が出ていました」というだけです。しかし、優良業者はしっかりと調査を行い、被害箇所を写真に撮って「このような被害が出ていたので、この工法で直したいと思いますがいかがでしょうか」というような丁寧な説明をしてくれます。

見積の作成は無料、しかもわかりやすい

屋根の補修において、見積を見ればどのような業者かはすぐにわかります。細かい工法や使用する材料が書かれていて、見積の整合性が取れている場合は、優良業者と考えてよいでしょう。その一方で、見積がわかりづらく「一式」表記が多い場合は注意が必要です。詳細の説明をしてくれて、見積額の内訳も細かい場合は優良業者と考えてよいでしょう。

もし業者の選定に困った場合は、一般社団法人全国建物診断サービスにご相談ください。全国に1450もの加盟店を持ち、瓦の補修の実績も豊富な実績がありますので、火災保険を活用した工事にも対応いたします。ぜひお気軽に問合せください。 ※現在、北海道、沖縄は対象外となっております(2021年4月現在)ご了承ください。

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法人の建物診断も行っております。事業者や法人の方はこちら。



記事監修


kansyuu
【二級建築士】佐野 広幸
全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。火災保険申請を利用した修繕工事を広める事により、日本の「建物老朽化」問題の解決に貢献。