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【工事事例付き】波板の補修がしたい!DIY方法や火災保険の使用も

公開:2021年4月28日

目次(▼タップで項目へジャンプします)

  1. ▼波板とは何か
  2. ▼波板屋根をDIYで修理する方法
  3. ▼波板修理の注意点!
  4. ▼具体的な屋根修理の仕方・波板の重ね方
  5. ▼波板屋根の修理費用を無料にする方法
  6. ▼火災保険金の使い道は自由
  7. ▼当社で実際に工事を行った事例をご紹介
  8. ▼波板の規格と寸法
  9. ▼波板屋根は厚みによって価格が変わる?
  10. ▼波板屋根の修理も全国建物診断サービスへお任せ!

波板は、ホームセンターなどで気軽に買える建築材なので、壊れたときにはDIYで直そうと思っている人は少なくないかもしれません。

価格が安いその一方で、屋根に登っての作業になることから、あまりおすすめはできません。そこで今回は、波板のDIYの方法だけではなく、無料で工事する方法についても紹介していきます。

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波板とは何か

波板
波板は、その名の通り波のようにうねっている建築材で、主に屋根材として使用されます。金属製のものが多く、いわゆる「トタン屋根」はこの波板の一種です。最近は金属のほかにも透明度の高いポリカーボネート製のものや、ノンアスベスト石綿であるスレートのものなども採用されています。

波板屋根をDIYで修理する方法

波板の工場
住宅の屋根の修理は高所での作業になり、かなりの大きさに及ぶこともあるので、素人がDIYで行うには危険です。しかし、背の低い物置などでは、自分で何とかやってみようと思うかもしれません。

波板屋根を修理するときに必要な道具

その波板を貼るときには、通常の釘ではなく特殊な留め具を使って固定します。金具を打ち付ける下の素材が木材の場合は「傘釘」を、アングルという建物の基礎鋼材に止める場合は「フックボルト」という留め具を使用します。そのほかには、以下のようなものが必要でしょう。

  • 糸鋸・はさみ・・・波板をカットする
  • キリや傘釘・・・留め具を差し込む穴をあける
  • 金づち

これらを使用して、修理に臨むことになります。

波板は波の数で留め具を打ち込む場所を決めていきます。鉄板小波の場合は、一般的に5山ごとに打っていくのですが、マジックなどで5山ごとに印をつけていって裏側から穴を開けます。

また、フックボルトはナットを緩めて穴に差し込んで、その後にナットを締めて固定していきます。波板を重ねた部分については、この5山の中には入れずに必ず固定するようにしましょう。この留め具位置を考慮して固定すると丈夫なりますが、軒先の打ち付ける間隔はほかより狭めて4山ごとにするとより丈夫になります。

波板修理の注意点!

波板の工場
波板の修理で一番大切なことは、しっかり留める固定するということです。毎年のように台風が通過する地域においては、DIYで作った物置の屋根が飛んでしまうという被害が後を絶ちません。波板を使って屋根を張るのはそんなに難しいことではないのですが、しっかりと固定しなければ被害が出るリスクが高くなります。強風で波板が飛び、第三者に被害が出た場合は、損害賠償に問われることもあるので注意が必要です。

経年劣化のチェックも大切です

安いポリ塩化ビニルの波板は1年ほどで傷んでしまうこともあり、しっかり固定した波板も経年劣化で飛ばされてしまうということもあります。DIYした物置は定期的に様子をチェックし、穴が広がって留め具としての機能が劣化していないか確認しておきましょう。穴があった場合は波板を重ねて修理できます。

具体的な屋根修理の仕方・波板の重ね方

波板の工場
屋根の波板を修理するときは新たな波板を重ねるのですが、この重ね方を失敗すると、物置の内部に雨水が浸入してしまいます。波板を重ねるときは、上に貼る波板を上側に、下に貼る波板を下側に重ねるようにすることで雨水の浸入を防ぎます。

経年劣化のチェックをするときはフックの劣化具合も確認

波板は新製品が出るたびに耐久性が上がっていますが、波板を留めるフック自体はプラスチックなどでできていると先に劣化してしまうリスクがあります。強風で物置の屋根が吹き飛ばされたときに、波板にフックがついたまま飛ばされていたという事例もあります。

これは、波板自体は傷んでいなくても、フックのプラスチックが劣化して折れてしまったために吹き飛ばされたということです。そのため、経年劣化のチェックをするときは、波板だけでなくプラスチック製のフックの劣化具合も確認しましょう。もしボロボロと崩れるような状態であれば、すぐに留め直しを行いましょう。

2階部分は高所なので危険が伴う

1階部分にある物置やカーポートの屋根などは脚立などを利用して修理が可能ですが、2階部分の屋根をDIYで修理する場合は高所の作業になるため危険が伴います。場所によっては本格的な足場を組む必要があることもあるので、専門業者に修理を依頼することをおすすめします。特に、住宅の屋根で大掛かりな修理が必要な場合は、素人が修理することで余計に被害が広がることがあるため下手に手を出さない方が良いでしょう。

波板屋根の修理費用を無料にする方法

波板の工場
波板の工事をDIYでやるにしても、材料費などがかかってしまいます。また、2階以上の屋根の工事となると、専門業者に頼み足場を組むこともあり、相当な工事費用になることも考えられます。しかし、波板の被害が強風や大雨、雪・雹などの自然災害によるものの場合は「住まいの総合保険」である火災保険が適用される可能性があります。

火災保険は、昨今の大型台風やゲリラ豪雨により注目を浴びている損害保険で、以前よりもその全体像を把握している人は増えているものの、まだ完全に有効利用されているとは言いがたい現状があります。

火災保険は「風災・雪災・雹災」が基本補償である

住宅を購入するときには、新築・中古に関わらずほとんどの方が加入している火災保険ですが、カスタマイズがしやすい保険であることから、契約内容によっては補償されないものがあります。

しかし、台風や大雨などは「風災・雪災・雹災」補償という基本補償のひとつなので、ほとんどの火災保険で補償の対象となります。もし、波板の被害がこれらによって出たことを証明できるのであれば、自己負担なし、火災保険金で修理費用をまかなうことができる場合も珍しくありません。

火災保険の時効は「3年」

また、火災保険の時効は「3年」となっているので、被害が出た日から3年以内であれば火災保険の申請は可能です。しかし、被害が出てから時間が経過すればするほど原因を証明することが難しくなってしまいますので、できる限り早く申請することをおすすめします。また、火災保険はクセがある保険ですので、実績のある専門業者にサポートを依頼することを検討しても良いでしょう。

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火災保険金の使い道は自由!

波板の駐輪場
保険会社が火災保険金として支払ってくれるのは、あくまでも被害を受けた屋根の修理費用です。その修理費用には足場の設置も含まれていますが、被害を受けていない屋根の塗装などは補償の対象外となります。

その一方、一度振り込まれた火災保険金の使い道は契約者の自由なので、工事を行わずほかの用途に使用しても法律的には問題ありません。

しかしながら、工事をしないまま被害が拡大し、再度火災保険を申請したとしても保険会社からは支払いはできないという返答が来ることがほとんどですので、しっかり直しておくことをおすすめします。工事をする際は、またすぐに被害が出ないように質の高い屋根工事を行うことが大切です。そのことを考慮すると、DIYよりも専門業者に依頼してがっちりと直してもらうのが良いでしょう。

当社で実際に工事を行った事例をご紹介

実際に台風でカーポートの波板に穴が空いてしまい、火災保険で工事をした事例をご紹介します。
このように、カーポートの波板に大きく穴が空いてしまっておりました。
カーポート波板台風被害

他にもこちらの建物は、住宅の屋根の雨樋が破損しており、同時に火災保険申請をしました。申請をした結果356,000円のも保険金がおり、工事代金の275,000円よりも多くおりる結果となりました。
振込明細

カーポートの波板はもちろん、住宅の雨樋も綺麗に直り、とても喜んでいただけました。
カーポート波板工事完了

カーポート波板工事完了
もちろんどんな時も必ずおりるとはいえませんが、私たちにはこのような事例が多数ございます。心当たりのある方は当社団へご相談ください。(工事済みの場合であっても、工事から3年以内であれば保険金がおりる場合もあります

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波板の規格と寸法

波板の駐輪場
波板は施工しやすいように、違う素材・種類でもサイズ・寸法が決められているので、さまざまな屋根に応用が利くのが特徴です。

鉄板小波

ここでいう鉄板というのは、素材の鉄板という意味ではなく、規格の名前です。ホームセンターなどで販売されているポリカ波板のような鉄板以外の波板にも「鉄板波板」と書かれているのはそのためです。ポリカーボネート波板(詳しくは後述します)も鉄板波板という規格で作られている波板なので、ちょっと混乱しそうですがこのような記載となります。その中の小波は波板の頂点から頂点の間が32mmと決められていることから「32波」と呼ばれることがあります。幅は655mmです。

鉄板小波広幅

鉄板小波である32波は一般的にDIYでも使われることがある建材ですが、32波の中にはもう少し幅が広い建材がほしいという場面があります。そのため「鉄板小波広幅」という波の間隔・高さなどは同じで幅だけが1105mmのものがあります。

鉄板大波

波板のサイズには小波だけでなく「大波」もあります。こちらは波の間隔が76mmなので「76波」とも呼ばれます。高さは小波の倍で、幅は798mmになります。

スレート小波

石綿セメントなどが原料のスレートの小波は、鉄板小波とサイズが大きく違います。スレート小波のサイズは、山の間隔が63mmと鉄板小波のほぼ倍となります。深さは鉄板大波と同じ18mm、幅は720mmですので鉄板大波よりも少し小さいくらいの大きさです。

波板屋根は厚みによって価格が変わる?

波板の工場
このように波板には規格がありますが、この中には「厚み」が入っていません。実は、波板は素材によって厚みが変わってくるので、あえて規格の中には厚みを含まないようにしています。また、波板の価格は素材とその厚みで大きく変わります。基本的には丈夫な素材ほど価格は高くなります。

ちなみに、DIYで使うようなホームセンターでも買える一般的な波板の価格の目安は、3尺は910mmの場合、ポリ塩化ビニル波板500円程度、ポリカーボネート波板700円程度、トタン波板700円程度、ガルバリウム波板900円程度です。

ホームセンターで販売されているような波板は、値段と寿命がほぼ比例しているといわれていますので、ガルバリウム波板は一番寿命が長く、ポリ塩化ビニル波板は一番寿命が短いと考えられます。一番安いポリ塩化ビニル波板で長くて3年ほどの寿命で、ガルバリウム波板は15年以上持つといわれています。以下、波板の素材の種類と特徴を見ていきましょう。

ポリカーボネート波板

最近の波板で人気の素材がポリカーボネート波板(通称・ポリカ波板)です。その人気の秘密は、透明度の高さと丈夫さです。ポリカーボネートは丈夫な素材で、耐久性度が高く、一度施工したら長く使えます。しかも、価格も安いのでDIYでもよく使用される素材となっています。

トタン板

トタンは亜鉛メッキの鋼板のことで、昔から日本の家屋ではよく使われてきました。鉄板という割には4mmほどの厚さしかないため、それほど固くなく切ったり曲げたり加工がしやすいという利点があります。以前は安く使いやすいことから人気がありましたが、最近はさらに軽量で扱いやすいポリカーボネート波板にその座をとって変わられました。

トタン角波

トタンの波板の中でも、デザイン性があるのがトタン角波と呼ばれる波板で、等間隔で波打っている一般的な波板の形ではなく、凸の部分に溝が入るような形状をしている特徴があります。

ポリ塩化ビニル波板

ポリカーボネート波板が普及する前の透明な波板といえばポリ塩化ビニル波板でした。軽くて扱いが楽なことから、DIYで使われる波板のほとんどがポリ塩化ビニル波板という時代がありましたので、自転車置き場などでの屋根で目にしたことのある人も多いでしょう。しかしながら、太陽光を苦手としているので、経年劣化により割れやすくなるというデメリットがあり、現在ではポリカーボネート波板が主流になってきました。

波板屋根の修理も全国建物診断サービスへお任せ!

波板の工場
波板をDIYで修理することは可能ではありますが、屋根に登るという高所作業が発生する以上、安全とはいえません。また、被害の状況によっては火災保険を活用した工事ができる可能性もあるので、波板が損傷した際は一度専門業者に見てもらうのがよいでしょう。

信用できる専門業者選びに迷ってしまう場合、火災保険の活用で実績のある一般社団法人全国建物診断サービスに相談することをおすすめします。全国建物診断サービスは全国に1450もの加盟店を持ち、さまざまな工事を行ってきました。もちろん、事例でもご紹介いたしましたように波板の工事でも豊富な実績がありますので、波板の工事で困ったときにはぜひ全国建物診断サービスまでお問い合わせください。

※現在、北海道、沖縄は対象外となっております(2021年4月現在)ご了承ください。

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記事監修


kansyuu
【二級建築士】佐野 広幸
全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。火災保険申請を利用した修繕工事を広める事により、日本の「建物老朽化」問題の解決に貢献。