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足場の種類と工事代金を安くする方法

足場は、工事現場において主役になるものではありませんが、絶対に必要なものです。
この足場の組み方によって、作業員の安全を守り、作業効率をあげることになります。そのため、工事現場における“重要度”としては最優先されることもあるものです。では、足場にはどのような種類があるのでしょうか。
そして足場の工事代金を少しでも抑える方法とは!?

足場の種類と特性

2015-04-28 09:23:59 DSCN0039

ここでは足場の種類と特性をご紹介致します。

くさび式足場

凹凸が付いたくさびという金具をハンマーで打ち込んで、部材同士を接続し組み立てていく足場です。
一定間隔で、支柱となる鋼管を組み上げ、水平材や斜材などを固定しながら文字通り足場を固めていきます。
低層から中層の建物の工事でよく使用される足場で、組み立て・解体が簡単で作業時間の短縮が図れるというメリットがあります。
また、人件費の削除にもつながり、耐久性・強度も高いのでコストダウンも可能です。
しかし、場所によっては組み立てられない場所もあるという弱点もあります。

枠組み足場

別名を「ビティ」という、もっともオーソドックスな足場です。
組み立てや解体が簡単で、比較的工期が短縮されるというメリットがあります。

また、軽量で強度が高いことから、安全性の面でも評価が高い足場です。脚注ジョイントやジャッキ型ベース金具、床付き布枠、交さ筋かい、建枠などの部材を組み立てて作る足場で、橋梁工事や建築工事用まで幅広い現場で使用されますが、若干コストが高くつくことがあります。

単管(銅管)足場

単管足場は、もともとは丸太で組み立てられていたものです。

時代が変わり、丸太から鉄パイプを用いるようになりました。

本足場や棚足場、一側足場など幅広い現場で使われている足場で、鋼管にクランプと呼ばれる金具を噛み合わせてボルトで固定して接続していきます。

このほかにも、布や建地、腕木、足場板、多筋かい、単管ジョイント、固定型ベース金具など多くの部材を用いるので、

組み立てと解体に手間がかかり工期が長くなる、総重量が重くなる、コストが割高になるなどのデメリットがあります。

しかし、幅や布の高さの調整が容易なので、幅が狭いビルの間のような場所でも設置が可能というメリットもあります。

吊り足場

通常の足場は下から組み上げるケースが多いですが、吊り足場は上部から吊り下げるという特殊な足場です。

鉄骨の梁などから、吊り材を使って作業床を支える足場で、通常の足場以上に設置作業をしっかりと行わなければ危険です。そのため、吊り足場を設置する時には、足場の組立等作業主任者を置くことが義務付けられています。

主に橋梁やプラントなど大型の工事で採用されるのですが、下から足場を組み上げるのが困難な場所で重宝する足場です。しかし、コストが高くなり、工期が長くなるというデメリットもあります。

先行足場

「手すり先行工法」と呼ばれる、足場の組立・解体に先行して手すりを設置して組む足場です。

常に手すりがある状態になるので、作業を行う時の墜落のリスクが小さくなります。

また、足場の全層に二段手すりと幅木を設置することによって、更なる安全につながります。

作業者にとっては働きやすい安心感のある足場ですが、手すりがあり作業をするスペースが手狭になることから作業効率自体は下がってしまいます。

移動式

下部にキャスターが付いている足場なので、移動が可能です。

一度、設置・組み立て工事を行うと人力で簡単に移動できるというメリットがあります。枠組み状になっている構造の中に、作業床や手すりなどの防護設備や脚輪、昇り降りのためのはしごなどさまざまな部材が組み込まれていますが、組み立て・解体は比較的簡単に行えます。

人力で高さを変えることもできるので、天井や壁などの仕上げに利用されることが多い足場ですが、設置できる場所が限定されるというデメリットがあります。

施工業者の選び際のポイント

ピンポン

このように、足場は工事をスムーズに進行させるための要であると同時に、作業員の安全を守るという大きな役割を持っています。

その大事な足場工事は、信頼できる業者に任せたいものです。

では、そのようにして信頼できる足場工事業者をセレクトすればよいのでしょうか。

保険に入っている業者

足場工事は慎重に行うものですが、万が一の事故が絶対に起きないという保証はありません。

どれほど注意深く作業を進めたとしても、事故が起きてしまうことがあるでしょう。

台風や爆弾低気圧時にニュースでよく【足場の倒壊】があげられます。

この原因としては、養生ネットをたたまないでいると風の通り道がなくなり倒壊してしまいます。

その事故が起きてしまった時に、ちゃんと補償を受けられるよう保険に加入している業者を選ぶようにしましょう。

その際、保険の種類をチェックすることも忘れないでください。

過去に事故を起こしていない、もしくは限りなく事故が少ない業者

管理体制がしっかりしていない業者は、起こしてはいけない事故を数度も起こしている可能性があります。

事故の報告例がない業者や施工数と比較して事故が少ない会社は、管理体制を整備して工事の安全性に気を遣っている業者と考えられます。

異常に安い見積もりを出さない業者

足場工事は「安かろう、悪かろう」の可能性が高く、安全性を左右する足場工事で異常に安い見積もりを出してくる業者は危険です。
というのも、適正な安全対策を取って必要な人員を確保することが必要な足場工事は、それなりのコストがかかるのが普通だからです。
足場の種類が増え、工程が早くなり一日に何件も組み立て及び解体をしなければ利益を生むことが難しくなった足場業界。
そこで、相見積もりを取った時に仕事がほしいばっかりに異常に安い見積もりを出してくる業者は、作業後に高額の追加料金を請求してくる可能性があるので回避しましょう。
杜撰な工事が行われたばっかりに事故が起こっては困りますので、適切な見積もりを提出してくれる業者を選びましょう。

事前の打ち合わせをしっかりと行ってくれる業者

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当たり前のことですが、素人には足場工事の全貌まではわかりません。
そこで、素人でもわかるような易しい言葉で工事について説明してくれる業者を選びましょう。
現地調査などを無料で請け負っている業者もいるので、まずはそういう業者から話を聞いてみるのも良いでしょう。

経験と実績のある業者

ホームページなどで、ベテランスタッフの写真などが掲載されていると安心です。
そのようなベテランが仕切っている工事は、安全対策を徹底して行っている可能性が高くなります。

少なくとも、現場の管理者が10年以上の足場工事の経験を積んでいる業者を選びましょう。

当社団でも全国での工事事例を乗せてますので見てください:施工事例

火災保険活用例

実は、このような足場工事の費用も火災保険で賄えることもあります。
もちろん、火災による被害と「風災」「雪災」「ひょう災」などといった自然災害により建物に被害が出た場合ではあるのですが、このような被害を火災保険で直すことは合法的に認められていることです。

建物の一部である雨樋や瓦の損害による雨漏りや、カーポート・ベランダ・TVアンテナまで火災保険で修理できる可能性があります。

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では、具体的にはどのようなケースで火災保険による修理ができるのでしょうか。まずは、突風・強風・台風・豪雨などの強い風で建物が破損した場合です。

そして、積雪・落雪・ヒョウのより破損した場合も適用されます。ここで注意が必要なのが、経年劣化による破損です。100%経年劣化と認められる場合は火災保険が適用されませんが、突風や強風、大雪などに晒されて劣化したと考えられる場合は火災保険が適用される可能性があるので、調査してみる価値はあります。

経年劣化かどうかの判断は、保険会社や修理業者ではなく、第三者機関が行い結論を出します。

保険会社は、自ら被害状況を調査確認して保険金を支払うべきかどうかを決められるのであれば、おそらく不正だらけの結論が出されてしまいます。

その不正を防止するために、保険会社は、一般社団法人日本損害保険協会の鑑定人資格を持った鑑定人(もしくは鑑定会社)に火災保険の申請があった建物の調査を依頼します。

その鑑定人(同)が屋根などを調査して、自然災害の有無を判定し、被災額を含めた報告書を保険会社に提出して損害額が決まるという流れになっています。

この鑑定会社も基準がないものですので納得いかない保険金の場合には交渉する場合もあります。

火災保険の不払い問題に交渉した実例のご紹介
例えば、雨漏りをしていないから屋根はそれほど傷んでいないのではと思うかもしれませんが、実際に鑑定人(同)が調査してみると、意外にも損傷が激しいことがあります。
屋根は上ってみないとその状況がわからないのでなかなか損傷の具合がわからない場所ですが、屋根は外壁の2倍以上の早さで傷みが進行するといわれています。
ということは、わずかな傷でも大きな損傷につながっている可能性があるということです。そして、その傷が自然災害によりついたと判断された時は、火災保険が適用されます。ですので、ほんの少しでも屋根が傷んできているのではと感じた時は、火災保険の申請に慣れている業者に調査を依頼してみてはどうでしょうか。

火災保険の適用例と不適用例

火災保険には、火災被害に対する基本補償以外に「風災」「雪災」「ひょう災」補償があることは先述しました。特に屋根の修理に関しては「風災」の補償が重要になりますので、一度加入している火災保険の保険証書を確認しておきましょう。

なぜ火災保険で各種自然災害が適用されるかはこちらをご覧ください:プロが教える!! 雨漏りや屋根修繕で火災保険(住宅総合保険)を使う前に覚えておきたい全手法

「風災」補償を詳しく説明すると、台風・突風・強風はもちろん、木枯らしや春一番といった風による災害で、建物や家財に被害が出た時にその損害金額を補償してくれるというものです。
具体的には、風によって屋根瓦やスレート、雨樋や漆喰、カーポートやベランダ・バルコニーなどに被害が出た時は、その修理費用を火災保険で賄えるということです。

風災としての基準

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この「風災」ですが、「風災」と判断される基準があります。それは、最大瞬間風速です。

ここでのポイントは、最大風速ではなく最大瞬間風速が基準になっていることです。

具体的には、最大瞬間風速が秒速20メートルを超える場合に「風災」と認定されます。

秒速20メートル以下の場合、つまり秒速19メートルという強風だとしても「風災」の補償対象にはなりません。

  • ※但し【風災】としてではなく飛来物・衝突などでは破損状況により保険金が降りる場合もあります。

そして、この「風災」による屋根の工事で必要になるのが足場です。

建物の一番高い場所の工事になるので、絶対に足場が必要になります。

しかしこの足場、多くの方が想像するよりもかなりの高額になってしまうことがほとんどです。

例えば、一般的な大きさの住宅の屋根工事を行う場合で10万円前後かかってしまいますい、さらに広い住宅になれば足場費用だけで20万円以上になることもあり、修理を頼む方としては大きな負担になってしまいます。

ましてや工事内容によってはご近隣に迷惑がかからないように、飛散防止としてメッシュシートを貼ったりする現場ですと更に費用がかかります。

そこに、屋根の修理費用が加算されるので、屋根の修理金額は20万円以上はかかってしまうと考えてよいでしょう。

しかし、火災保険が適用される工事の場合は、この足場費用も火災保険の「風災」補償の対象となるので、火災保険に加入しておくことは大きな安心につながります。

火災保険が降りても支払う保険料は上がらない

ちなみに、火災保険は自動車保険のように保険を使うと保険料が割り増しになるという保険ではありません。自然災害は住んでいる人の責任ではないので、火災保険には等級制度は存在しません。

また、以下のような場合は火災保険が適用されないので注意しましょう。

●一度修理した場所から再び雨漏りをしている場合
●新築当時から雨漏りをしている場合
●太陽光パネルなど追加工事をした後に雨漏りをしている場合
●屋根の塗装後に雨漏りをしている場合
●増築後に屋根の瓦が割れている場合

このような人の手が加わっての不具合は、火災保険が適用されません。

火災保険で屋根修理を行うことは合法です

インターネットを覗いてみると、「火災保険を使った屋根修理業者は詐欺だ」などと書かれていることがありますが、この指摘は完全な間違いとはいえません。

というのも、残念なことに屋根修理業界はほかの業界より悪徳業者の比率が高いといわれています。

悪徳詐欺業者は、依頼者が屋根を容易には確認できないことを知っているので、見積もり調査を依頼された時にわざと瓦を割るなどして、修理請負契約を迫ることがあります。

これは、第三者機関が調査すれば風災ではないことがすぐに明らかになります。

保険会社のサイトには、風災補償で保険申請を行なえば修理費用は火災保険で賄えることは明記されています。また、それ以外の補償についてもいろいろついているので、一度火災保険の保険証書を確認してみてください。

このように、自然災害により建物や家財に被害が出た時に火災保険を申請するのは合法です。

しかし、自分一人で申請するのは難しいので、信頼できる専門業者を探し出し、申請の手続きをするのが安心でしょう。火災保険を使って屋根修理を行なうことは、正当な理由があれば何ら問題のないことですので、被害が出た時は検討してみてはいかがでしょうか。



記事監修


kansyuu
【二級建築士】佐野 広幸
全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。火災保険申請を利用した修繕工事を広める事により、日本の「建物老朽化」問題の解決に貢献。