・・・物事は角度を変えてみると全く違った物が見える・・・
皆さんは、【かみなりキノコ】という言葉をご存知でしょうか?
落雷:かみなりが起こる事によりキノコが育つ。 そんなことがあるのか?調べてみました。
物事は角度を変えてみると全く違った物が見えるという事
今年も24時間テレビが無事終わった。冷えた梨をシャリシャリ食べつつ「夏休み楽しかったね」っと言いながらマラソンの応援が出来たらどんなに良いか。毎年思うのだが、現実はそうはいかない。
「お母さん手伝って!」
残りの宿題を一日で仕上げようとする子供達の横で「早めにやれっていったでしょ」とため息をつく私。24時間テレビと残りの宿題は常にセット。
我が家には子供が3人。年が離れている為、子育て期間が長く、家族総出のこのイベントはかれこれ14年にも及んでいる。
ふとした事から疑問が生じる
毎年、最後まで残って困るのは絵日記。
「映画に行った日、天気はどうだったっけ?」
「7月は雨が降らなかったから晴れにしておけば?先生もそこまでチェックしないでしょ」
お兄ちゃんからのアドバイスで1枚目は完成。
2枚目はお祭りの事。突然の雷と大雨で近くの友達の家に避難。
お祭りは中止になって散々な目に遇っていた。「天気は、晴れのち雷のち大雨」
「雷と大雨のせいでお祭りは中止になってしまいました。僕は雷が大嫌いです。雷なんて無くなれば良いと思います。」
次男は絵日記に気持ちを正直に書こうとした。
確かにその通りだけれど、提出する絵日記としてはどんなものか、ネガティブな体験で終わらせて良いのだろうか親として少々のためらいを感じた。
「物事は角度を変えてみると全く違った物が見えるよ」父がいつも言う言葉は、私の心に沁みわたり子供にも投げかけている言葉の1つだ。
「雷が発生して困ったけれど、逆に得する事ってなんだろうね?」私は次男に問いかけてみた。「そんなのない」即答する次男。
「雷、発生、電気、作るで検索してみたら?」横で聞いていた兄のアドバイスで次男はスマホ画面から面白い物を見つけてきた。
雷を落とすとキノコが育つ!!「かみなりキノコ」で収穫量アップ大作戦。
高圧電流をピリピリと流し、キノコの生育を活性化させ、収穫量を増やす研究が盛岡市で進められているそうだ。
名付けて「かみなりきのこ」大作戦。
程度な電圧をかければ従来の2倍以上の収穫量が得られる成果が実証されたという。キノコ栽培でなく、野菜など他の農産物にも応用できる可能性があると関係者は期待しているそうだ。
この実験は、岩手大学電気電子工学科の高木准教授のグループが4年前から研究を進めているそうで、ヒントは「雷の落ちたところにはキノコがよく生える」と言う昔からの言い伝えなんだとか。
「そ、そ、そんな言い伝えがあったの?知らなかった!」
雷のエネルギーを電池に貯める方法とかなら想像もつくけどキノコって何?
絵日記そっちのけで「かみなりキノコ」を調べる子供達と私(笑)。
「メカニズムの詳細はまだよくわかっていないが高電圧をかけるとがん細胞が「自殺」を始める事が他の研究機関で知られており、適度な強い電流の衝撃を受けて「危機感」を抱いたキノコの菌糸が、子孫を残す本能で活発に生育している可能性があるという。ただ、マイタケは電流をかけると死滅してしまったという。」だって!
調べ出したら面白い事になって来た。夏休みの最初に知っていたら、これで自由研究をした所だったのに~と思ったりもしたが、今はそれどころではない。絵日記を仕上げなくては!
雷と大雨でずぶ濡れになったけれど、忘れられないお祭りになりました、と締めくくり夏休みの宿題を無事終える事になった。
時刻は23時。「明日から学校。早く寝なさい」子供達を寝かしつけ、細切れでしか観る事が出来なかったブルゾンちえみの走りをゆっくり観戦しつつ、頭の中は雷キノコの事でいっぱいだった。
熊本の大震災も視点によってはプラス面もある
※地震保険申請に関しては→地震保険申請で保険金が受給できるまでの流れ
熊本在住の両親は熊本大地震で被災したものの、「地震保険が降り修理、買い替えをしてもおつりがたくさん出た」と言っていた。物事はマイナス面ばかり見てしまいがちだけれど、プラス面もあるんだ。父の言葉はまさにその通りだった。
記事監修
【一級建築士】登立 健一 一級建築士。全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。 |