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2018年に発生した台風の概要(6~11号)

2018年、日本には多くの台風がやってきています。
では、そもそも台風とは何なのでしょうか。
熱帯の海上で発生する低気圧である熱帯低気圧のうち、北西太平洋(赤道より北の東経180度より西の領域)もしくは南シナ海に存在して、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット・風力8)以上のものを「台風」と定義しています。

台風の特徴は、上空の風に流されて動くこと、そして地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っていることです。
この特徴から、通常東風が吹いている低緯度では台風は西へ移動しながら北上して、上空で偏西風が吹いている中・高緯度に来るとスピードを上げて北東へ進むということです。
このため、日本列島を縦断するような動きをすることがあるのです。

台風は暖かい海面から発生した水蒸気が凝結して雲粒になる時の熱をエネルギーとして発達し、移動する際に海面や地上と摩擦が発生するため、エネルギーを失いながら移動します。
そのため、熱エネルギーの供給がなくなれば2~3日でなくなってしまいます。また、日本付近では上空に寒気が流れ込んでいることから、台風本来の性質がなくなり「温帯低気圧」へと姿を変えます。
日本列島に上陸した台風は一時的に猛威を奮いますが、その後急速に衰えるケースがほとんどです。
これは、陸地ではエネルギーの供給がなく摩擦しか起こらないからです。
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2018年の台風の流れ


台風 イラスト

2018年の台風の状況はどのようなものでしょうか。
台風は年が変わると、号数のカウントが新しくカウントし直されます。
2018年の台風1号は、2017年12月30日に発生した熱帯低気圧が変化したもので、1月3日に台風になりました。
これは、1951年からの統計の中で3番目に早い発生の記録となりました。
続いて発生したのは、2月11日の台風2号です。
しかしながら、台風が発生すること自体がかなり珍しい2月中旬に発生した台風ということで、非常に珍しいタイミングで発生したことになります。
2月中旬に台風が発生するのは、1965年以来実に53年ぶりのことでした。

その後、3月末に3号が発生。そして、6月から7月にかけてフィリピン近海の対流活動が活発になったことから、この2ヶ月で熱帯低気圧が15個発生、そのうち9個が台風に発達しました。
ここまでの台風の発生数は12個で、平年発生数を大きく上回る台風の“当たり年”となりました。
この中でも、6月29日に発生した台風7号は沖縄や九州に暴風雨をもたらした「西日本豪雨」という大災害につながり、多くの死傷者を出して平成最悪の台風被害となってしまいました。
ではここで、2018年の台風6~11号の概要を見ていきましょう。

●台風6号(ケーミー)

台風6号
発生期間は6月15日から6月17日。
ピーク時の最大風速は23m/s、中心気圧は990 hPaでした。
6月14日に南シナ海で発生した熱帯低気圧は、15日に与那国島の西南西約340kmの北緯22度50分・東経120度10分で台風に変化し、「ケーミー」と名付けられました。
このケーミーは台湾を通過したのち沖縄に接近し、沖縄本島などに活発な雨雲がかかるようになり、6月15日から16日にかけて50年に一度という記録的な大雨をもたらしました。沖縄県伊是名村では16日の24時間雨量が240mmを超え、6月の観測史上1位を記録しました。
6月16日に沖縄本島を通過した後の強風の影響で、3名が重軽傷を負いました。その後、日本の南海上を東進して17日に日本の南の北緯29度・東経133度で温帯低気圧に変化しました。

●台風7号(プラピルーン)


台風7号

発生期間は6月29日から7月4日。
ピーク時の最大風速は33m/s、中心気圧は960 hPaでした。6月27日頃にフィリピンの東の海上で形成された低圧部が、29日に日本の南の北緯20度0分・東経130度10分で台風に変化し、「プラピルーン」と命名されました。このプラピルーンは7月1日に暴風域を伴い始めて、沖縄県慶良間・粟国諸島の一部が暴風域に入りました。
その後、沖縄県に激しい風雨をもたらし、沖縄県南城市では最大瞬間風速43.7m/sを観測するなど強風が吹き荒れました。
この強風の影響で、沖縄県内では5人が重軽傷を負いました。
その後、プラピルーンは東シナ海を北上し九州に接近して、福岡県では強風にあおられた女性が畑から2m下に転落、搬送先の病院で亡くなるという痛ましい事故が発生その後徐々に勢力を弱めたプラピルーンは、7月4日に日本海の北緯40度・東経134度で温帯低気圧に変化しました。この台風通過後に前線が活発化され、「平成30年7月豪雨」と呼ばれる豪雨が発生しました(後述)。

●台風8号(マリア)

発生期間は7月4日から7月12日。ピーク時の最大風速は54m/s、中心気圧は915hPaでした。
7月2日頃にチューク近海で形成され始めた低圧部が、4日にマリアナ諸島の北緯12度25分・東経146度10分で台風となりました。
この台風は「マリア」と命名され、かなり速いペースで発達していきました。
5日には暴風域を伴い始め、6日には「強い勢力」になりました。
その後わずか6時間後には「非常に強い勢力」に、さらに9時間後には「猛烈な勢力」にまで発達しました。5日から6日の24時間で中心気圧は72hPaも低下したことからも、急激に発達したことがわかります。
7日に一時的に「非常に強いと勢力」へと弱体化しましたが、8日に再び「猛烈な台風」に発達し、10日頃に先島諸島に接近し宮古島や石垣島の一部が暴風域に入りました。
宮古島の下地島空港では最大瞬間風速44.8m/sを記録するなど強風が吹き荒れ、その影響で数人の負傷者と農作物の被害が発生しました。
11日に大型の台風になりその勢力を保ったまま中国に上陸しました。

●台風9号(ソンティン)

発生期間は7月17日から7月19日。
ピーク時の最大風速は21m/s、中心気圧は994 hPaでした。
7月11日頃にフィリピンの東海上で形成された低圧部が、しばらく停滞した後に17日に南シナ海の北緯19度25分・東経118度30分で台風となりました。
「ソンティン」と名付けられた台風は、18日に海南島を通過し19日にベトナム北部に上陸し、ベトナムの北緯19度・東経105度で熱帯低気圧に変わり天気図から消滅しましたが、21日にトンキン湾で再び熱帯低気圧に発達しました。
この熱帯低気圧は華南に上陸し、25日に消滅しましたが、台風が直撃したベトナム北部では大きな被害が出て、32名が死亡する大きな被害となりました。

●台風10号(アンピル)

発生期間は7月18日から7月24日。ピーク時の最大風速は26m/s、中心気圧は985 hPaでした。
7月17日にフィリピンの東海上で発生した熱帯低気圧は、北緯18度55分・東経129度20分ですぐに台風となり、「アンピル」と名付けられました。
このアンピルは、21日頃に沖縄本島を通過後、東シナ海を北上して22日頃に中国の上海付近に上陸しました。そして、24日に華北の北緯38度・東経117度で熱帯低気圧に変化しました。

●台風11号(ウーコン)

発生期間は7月23日から7月27日。ピーク時の最大風速は26m/s、中心気圧は990 hPaでした。
7月22日にウェーク島近海で発生した熱帯低気圧は、23日に南鳥島近海の北緯27度05分・東経159度25分で台風となり「ウーコン」と名付けられました。このウーコンは日本の遥か東海上を北上した後、北緯43度・東経152度で温帯低気圧に変化しました。ちなみにウーコンとは中国が命名したもので、「孫悟空」の意味です。

平成30年7月豪雨の被害について

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以上の台風の中でも、台風7号は「平成30年7月豪雨」と呼ばれる、6月28日から7月8日までに西日本を中心に広い範囲で川の氾濫・洪水・土砂災害などをもたらした災害を引き起こしました。
7月31日までの総務省消防庁の集計によれば、以下のような被害が出ています。

●死者220人
●行方不明者10人
●負傷者407人
●家屋被害 4万8250棟

また、具体的には以下のような被害が出ています。
兵庫県猪名川町の工事現場では、7月5日に男性作業員3人が排水管に流されてしまい、搬送先で1人の死亡が確認されました。
福岡県では7月6日に、北九州市門司区で崖崩れが発生し60代の男女が被災しています。その後、久留米市北野町で複数の河川が氾濫し、広範囲が浸水するという被害が出ました。

2018年水害
広島県では、呉市や東広島市を中心に土砂崩れ・浸水による被害が相次ぎ、死者数としては今回の災害で最も多くの被害が出ました。
岡山県では倉敷市真備町で小田川の堤防が決壊、広範囲が冠水し多くの方が避難生活を余儀なくされました。
愛媛県では、7月7日に肱川が氾濫し5人が死亡、松山市の怒和島では7月7日に住宅の裏山が崩壊し3人が死亡しました。宇和島市吉田町でも土砂崩れが多発し、4人が死亡しています。

7月9日には、九州北部・中国・近畿・東海・北陸各地方で梅雨明けが発表され、翌10日に四国地方の梅雨明けも発表されました。しかし、晴れ間が見えている10日になっても広島県府中町では榎川から水が溢れるという事態が発生しました。これは、堤防が決壊したわけではなく、川の水量が増えたことにより様々な不具合が同時に多発してしまい、道路に河川が溢れてしまったことが原因でした。
そのため、行き場を失った水が溢れ出し、結果的に府中町は1万1065世帯(2万5004人)に避難指示を発令するという大規模な災害となってしまいました。被災地では現在もボランティアを中心に復旧活動が行われています。

台風の被害は火災保険を活用できる

このように、台風は大きな被害をもたらすことがあります。
特に2018年は台風7号が西日本豪雨という大災害を引き起こしました。
その台風の被害を受けた時に強い味方になるのが、火災保険です。その名称から火事の被害だけが対象のようなイメージがある火災保険ですが、実は自然災害による被害も補償してくれる「住まいの総合保険」です。
火災保険では、建物はもちろん家財の補償もできますので、例えば台風で屋根が壊れてしまったり、雷が落ちて家電が壊れてしまったりした場合にも保険金で保証されます。

台風の被害によって適用されると考えられる補償は、大きく分けて「風災補償」「水災補償」「落雷補償」の3つです。
「風災補償」はその名の通り、強風や突風・竜巻などによる被害を補償するもので、台風以外にも春一番や木枯らしなどもちょっとした強風や風によって発生した飛来物による被害も補償されます。
もちろん、経年劣化による被害は補償の対象外となるので注意が必要です。
そして、「水災補償」は台風による豪雨で川が氾濫するなどの影響で被害が出た場合の補償です。
この場合は、風災ではなく水災として補償されることになりますが、火災保険内の補償であることには変わりありません。
最後に「落雷補償」ですが、雷が落ちると建物に被害が出るだけでなく、家電製品に被害が出ることもあります。これは渦電流が原因で、雷の電波が地中を伝ってコンセントからあふれ出すことで家電に異常な電流がかかって壊れてしまうという現象です。

無料のホームドッグを活用して定期診断を

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台風通過後に火災保険の活用を検討している場合は、ホームドッグというサービスを検討してみてはいかがでしょうか。
ホームドッグとは、全国住宅診断サービスが提供している「住宅の健康診断」で、住宅の隅々までチェックし、破損箇所・劣化箇所をレポートとしてまとめ、火災保険の適用が可能かどうかを診断するサービスです。
このようなサービスを活用することで、住宅を長持ちさせることができますし、被害を最小限に食い止めることもできます。
ちなみに、ホームドッグを実施するのは、高い技術力と豊富な経験を持つ一級建築士ですので安心して依頼できます。
また、それぞれの住宅の状態を把握し、調査報告書だけでなく火災保険申請用の書類の作成までサポートしてくれるのもポイントです。

先述の通り、火災保険は火事による被害だけでなく台風など自然災害による被害も補償してくれる保険です。ホームドッグによるサポートを受けた場合、保険金の金額内で修繕工事を行うようなアドバイスも行います。
また、全国建物診断サービスの加盟店舗は全国に400以上あることから、地域に関わらずレベルの高いサービスを提供できるのも特徴です。
気になった方は、全国建物診断サービスのホームページにこれまでの施工事例も掲載していますのでぜひチェックしてみてください。
台風による被害を放置してしまうと、他の災害により追加の被害を受けて火災保険では賄いきれない金額になってしまうこともあるため、そのような状況になる前に火災保険を上手に活用し、住宅の被害を最小限に食い止めましょう。