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オーニングの修理費用とメリット・デメリット!火災保険が使える?

公開:2021年5月24日

目次(▼タップで項目へジャンプします)

    1. ▼オーニングとは何か
    2. ▼オーニングのメリット
    3. ▼オーニングのデメリット
    4. ▼オーニングの取付け工事の費用
    5. ▼自然災害で壊れたオーニングは火災保険で補償される?
    6. ▼高所の取り付けや交換は専門業者に依頼しましょう

 

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皆さん、「オーニング」という言葉を聞いたことはありますか?「オーニング」は別の言葉で「サンシェード」と呼ばれ、ベランダ・バルコニーやウッドデッキなどをスタイリッシュにしてくれるだけでなく、日よけ対策としても活用されているものです。特に一戸建ての住宅ではオーニングを採用していることが多くなってきましたが、今回はオーニングの種類やメリット・デメリットについて紹介していきます。

オーニングとは何か

オーニング
「オーニング」とは英語で「awning」と表記し、「日よけ、雨覆い」という意味です。日本においては、建物の外側に設置する日よけ・雨よけ機能を持った可動式テントのことを指すことが一般的で、建物の構造・外観やその用途に合わせて、さまざまなタイプからセレクトして取り付けます。

オーニングは、巻き取りパイプにテント用の布を取り付けることがほとんどなので、使用しないときは巻き取って収納できます。ハンドルを回す「手動方式」と、リモコンやスイッチで操作する「電動式」のほか、太陽光や強風など自然の状況に合わせて自動で開閉するセンサー付きのオーニングもあります。

オーニングの種類

オーニングには、以下のような種類があります。取り付けたい箇所によって、最適なタイプのオーニングが変わりますので、業者と相談しながらどの種類を取り付けるのかを決めましょう。

●壁付けタイプ

壁面に直接取り付けるタイプで、掃き出し窓やウッドデッキにオーニングを付けたいときに最適とされていて、比較的工事費が安価で済むためよく採用されています。

●独立タイプ

下地の問題で壁付けタイプが設置できない場合には、独立型のオーニングを使います。土台となるアルミなどのフレームを設置して、オーニングを取り付けます。

●スクリーンタイプ

窓(開口部)の上部の壁にブラインドのように窓と平行に取り付けるのが、スクリーンタイプです。床面に設置したフックにかけて斜めに下ろすこともできるため、プライバシー保護にも役立つタイプのオーニングです。

●ウィンドウタイプ

小窓や高窓にオーニングを付ける場合は、ウィンドウタイプを使います。アルミなどのフレームを設置してからオーニングを組み合わせるものです。

オーニングのメリット

オーニング
上述のように、さまざまなタイプのあるオーニングですが、そのメリットはどのようなものでしょうか。

メリット①日差し対策になる

オーニングの最大の特徴は、日差し対策です。UVカット効果がありますし、窓の近くにある家具の色あせを防ぐこともできるというメリットもあります。また、オーニングがない状態よりも夏に住宅の中が暑くならないので、節電・省エネにもつながります。

メリット②雨の浸入を防ぐ

室内に雨が吹き込むことを防ぐことができるのも、オーニングの特徴です。ベランダに洗濯機やエアコンの室外機がある場合も、雨避けとして活用できます。

メリット③第2のリビングが生まれる

ウッドデッキやベランダなどにオーニングを設置することで、第2のリビングとして使える空間ができます。屋根と違い、オーニングは使用しないときは巻き取ることができるので、場所の有効活用が可能です。

メリット④プライバシーを確保する

外から丸見えになる場所に窓がある場合には、オーニングを取り付けて目隠しにとして使用できます。特に窓が大きく道路に面している場合などは、油断していると住宅の中が丸見えになってしまうことがあるので注意が必要です。

メリット⑤ベランダ・バルコニーなどがスタイリッシュになる

オーニングはカラーやデザインのバリエーションが豊富なので、ベランダやバルコニーをスタイリッシュに見せることができます。テーブルやイスを並べて、オープンカフェのような活用方法もあります。

続いて、オーニングのデメリットも紹介します。設置前・後に関わらず、以下のポイントは把握しておきましょう。

オーニングのデメリット

デメリット①突風が吹くと危険な状態になる

オーニングの生地は、テントと同じ素材で風に弱いという欠点があります。風の力でテントが破けたり、オーニングそのものが外れやすくなるリスクが高くなるので、台風予報が出たときや強風が吹いているときは必ず巻き取っておきましょう。

デメリット②角度やサイズによっては景観が悪くなる

オーニングの角度をつけすぎたり、サイズが大きすぎたりすると、美観があまりよくありません。オーニングを設置する窓の位置・寸法を確認し、バランスが良くなる商品を選びましょう。

デメリット③汚れやすい

オーニングは基本的に自然にさらされる状態になるで、汚れやすいです。そのため、こまめに清掃しておかないと汚れが落ちにくくなってしまいます。オーニングの生地を洗う場合は、中性洗剤を使って水洗いをしましょう。

デメリット④共同住宅で設置する場合は管理規約に注意する

マンションのベランダにオーニングを設置する場合は、管理会社の承認が必要となるケースがあるので注意が必要です。場合によっては下地の補強を行う必要があり、共用部分の工事に発展することがあるので、オーニングの後付けをする際は事前に管理組合へ確認しておくと安心です。

オーニングの取付け工事の費用

オーニング
オーニングを取り付けるときは、どのようなタイプであっても住宅の壁に穴を開けたり、土台をしっかり固定したりすることになるので、DIYよりも専門業者に依頼することをおすすめします。

その際、サイズや材質によって変わってきますが、オーニングの本体価格だけで20万円以上する商品が多いため、プラスで施工費が10万円以上かかることが多くなっています。ちょっとコスト的にかかってしまいますが、上述のようなメリットが得られるのは大きいポイントです。

オススメ記事:オーニングの費用と価格の相場は?

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自然災害で壊れたオーニングは火災保険で補償される?

オーニング
住宅を購入・賃貸した際には、火災保険に加入することが一般的です。この火災保険は「住まいの総合保険」とも呼ばれていて、火災による被害のほかにも、台風やゲリラ豪雨など自然災害により住宅そのものやその付帯するものの総称である「建物」や、その「建物」の中にある家電・家具・衣服などの「家財」に被害が出たときに補償してもらえるものです。

火災保険の補償内容について

火災保険はカスタマイズができる保険ですが、以下の補償はほとんどの火災保険で基本補償になっているので、オーニングが以下の自然災害により被害が出たときは火災保険を活用して工事ができます。

  • 風災補償…台風、竜巻、突風、暴風など強風による被害
  • 落雷補償…落雷による被害
  • 水災補償…台風、暴風雨や豪雨などによる洪水や土砂崩れによる被害

このほかにも、盗難や日常的な事故などの偶発的・突発的な事故による被害を補償する契約にすることも可能です。

もちろん、補償内容が多くなればなるほど保険料も高くなります。とはいえ、補償内容をどんどん削っていくと、保険料は安くなりますが補償が心もとなくなってしまうので、保険料と補償内容のバランスを取りながら契約内容を決めていきましょう。

火災保険の時効は3年です

火災保険は、損害保険の一種ですので、申請しなければ保険金が給付されない「申請主義」を採用していますので、被害が出た際には保険会社に保険金給付の申請をすることになります。

また、時効が3年ですので、被害が出た日から3年以内に申請しなければ補償対象になりません。ただし、修理済のオーニングでも、自然災害による被害であることを証明できれば火災保険の補償対象になります。

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「新価額」が計算するケースが多くなっている

火災保険は、保険金額を限度として工事費用の実費と同じ金額が保険金として支払われるため、保険金額を超える保険金は支払われません。

火災保険を契約するときに保険金額を設定することになりますが、保険金額は「保険価額」という考え方の金額と同額で契約するのが基本です。この「保険価額」は、火災保険の補償の対象となる「建物」や「家財」の評価額のことで、最近は新価額(再調達価額)で計算するケースが多くなっています。

そのほか、時価で計算する方法がありますが、新価額から減価償却分を控除した金額となるため、十分な補償にならない可能性があります。

火災保険料を安く抑える方法

火災保険は多くの保険会社から販売されているので、保険会社によってその金額は大きく変わります。

●火災共済という選択肢もあります

火災共済という組合員制度をベースにしたものもありますが、掛け金は安いですが保障が火災保険ほど充実していないので、とにかく掛け金の安さにこだわるのであれば、火災共済も選択肢に入れても良いでしょう。

●各社を比較検討する

補償はしっかりつけたい、その中で保険料を安くしたい、という場合は各社の火災保険を比較して加入することをおすすめします。住宅を購入・賃貸したときに不動産会社から火災保険への加入を義務付けられることがほとんどですが、実は不動産会社が推薦してきた保険会社以外の火災保険へ加入しても問題はありません。

そのため、火災保険の一括見積をできるサイトなどを活用して、複数の保険会社から見積を取り寄せて比較・検討してみても良いでしょう。

というのも、多くの保険会社の中からどの火災保険を選べばいいのかを判断することは簡単なことではありません。そのため、比較・検討することで最適な火災保険を見つけることができます。

●補償内容を選定する

補償内容の選択も大きなポイントとなります。当たり前ですが、補償内容によっては保険金を受け取れないケースも出てくるからです。

例えば、火災保険の補償の対象は「建物」と「家財」ですが、両方を補償対象にしても良いですし、どちらかだけを補償対象にしても良いのです。

そのため、「家財」だけを補償対象にしていれば、「建物」に区別されるオーニングが被害を受けても保険金がおりません。加えて、上述した水災補償を、近くに河川がないからという理由で外していたとして、洪水が起こってしまったときにオーニングに被害が出ても保険金はおりません。

安易に風災・雹災・雪災などの自然災害の補償を外すのは危険ですので、注意が必要です。とはいえ、火災保険の保険料が家計に与えるインパクトは小さくありません。そのため、補償内容をうまく調節しながら保険料を抑えることになります。

●個人賠償責任補償特約が付けられる

ちなみに、火災保険の商品のほとんどに個人賠償責任補償特約が付けられます。この個人賠償責任補償特約は、火災保険以外にも自動車保険や傷害保険などの損害保険商品に付帯できるので、火災保険で付帯して補償が重複する可能性があるので、加入しているほかの損害保険の契約内容も確認しておきましょう。

台風前後は確認をしましょう

台風が来る前にできればオーニングの確認をしておきましょう。台風前に、オーニングを取り外すなどの飛散防止処置を取っておくことが最善だといえます。また、事前に破損部分はないか、留め具合を調整しておいたりチェックしておくことで、台風などの自然災害であっても、被害を最小限に抑えることができるでしょう。

高所の取り付けや交換は専門業者に依頼しましょう

オーニング
オーニングを取り付ける際は、ベランダやバルコニーなど高所作業になることがあるため、自分が実施したいオーニングの取り付け工事で豊富な実績を持っている専門業者に依頼するのが良いでしょう。

業者選びは相見積もりもおすすめ

また、複数の専門会社に取り付け工事について相談して、あえて同じ質問を投げかけてその反応を比較するのも、業者選びでは有効です。その際、見積も複数社からもらう「相見積」をすることで、大体の工事費用の相場が見えてきますので試してみてください。

専門知識がある業者は信頼度が高い

質問や見積制作依頼への返信が数日内に返ってくる場合や、尋ねた内容に対して真摯にわかりやすく返答してくれている場合は、その業者に対する信頼度を高めても良いでしょう。また、見積のために現地を視察してくれる業者もポイントが高いです。

つまり、最初から1社に限定して工事を依頼するのではなく、さまざまな業者から情報を収集しながら進めることで、最適な専門業者が見つかる確度が高くなります。

オーニングの修理を検討したい場合はご相談ください

また、オーニングが自然災害によって壊れてしまったときはどのような専門業者に依頼すればよいのでしょうか。おすすめなのは、2005年から火災保険を活用した工事をスタートし、全国に1450もの提携店を持っている一般社団法人全国建物診断サービスに相談して、リフォーム方法を検討してもらうことです。

当社団では、これまでに11万件もの火災保険の活用調査を行っていて、台風や大雨によりオーニングが壊れたときのさまざまな工事で実績を残しています。また、住宅全体を調査し、修理すべきところのアドバイスももらえます。

火災保険を適用できることを最優先にしながらも、どうしても火災保険の適用条件にならない場合でも、お客様ファーストで経済的リスクが少ない方法を検討し提案します。

自然災害によりオーニングに被害が出たときは、まず一般社団法人全国建物診断サービスに相談してみてはいかがでしょうか。

※現在、北海道、沖縄は対象外となっております(2021年5月現在)ご了承ください。

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記事監修


kansyuu
【一級建築士】登立 健一
一級建築士。全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。