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梅雨到来!!雨漏り対策だいじょうぶ!? 専門家が教える原因と対策

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今年も早くも梅雨の時期です。5月下旬から沖縄を皮切りに梅雨シーズンが始まります。天気予報でも梅雨入り宣言され、雨が降ってなくてもジメジメしていて、少し憂鬱な気分になる時期です。
梅雨に伴い住宅のお悩みで結露・カビの発生といったトラブルで全国建物診断サービスにもお問い合わせ多く問い合わせいただいております。その中でもっとも多いのが雨漏りに関するお問い合わせです。
今回は雨漏りの原因や対策を書いていきます。

・雨漏りが発生する箇所

今回は発生しやすい2箇所をご紹介します。
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➀屋根
雨漏りが多い場所は屋根です。 屋根は瓦のずれ、コーキング剤の劣化やルーフィング(防水紙)の破損、スレートのひび割れや浮きなどが雨漏りの原因になります。
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板金のわずかなクギ浮きでも発生する可能性があります、一度入ってしまうと中の材木が腐食します。
その状態で台風や強風の災害があると強度が落ちているため大きな被害が生じてしまう可能性があります。
②外壁

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屋根に続いて問い合わせが多いのが外壁です。

屋根と外壁が結合している部分は、雨水が浸入しやすく、外壁内部から室内に漏水します。定期的なメンテナンスを行っていない場合外壁は劣化が激しく防水効果も低下し当然雨漏りもしやすくなってしまいます。

・雨漏りの原因

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雨漏りが起きる原因は様々な可能性が考えられます。その原因を調べずに修繕をしても結局雨漏りが収まらず、無駄に費用と時間が掛かってしまいます。雨漏りはまず原因追求し対応することが重要です。下記にいくつか考えられる原因を書きますのでご参考にしてみてください。

➀雨樋の歪み・曲がり・ゴミ等のつまり

樋の不備やつまりは枯葉などのごみが詰まっていることが多いため樋の掃除を行うことで状況は改善されます。ただし樋自体歪んでいたり、曲がっていたりする場合は修理屋や交換が必要です。

②板金・スレートなどの屋根材の浮き

屋根材の撤去を行い、その後新しい屋根材を設置する必要があります。

③コーキングの剥がれ

コーキングは経年劣化や地震などが原因で剥がれることが多いです。コーキングの剥がれを修理する際には剥がれた場所をきれいに掃除し、コーキング用の接着剤を塗ります。

④スレートなどの屋根材のひび割れ

修繕はまずひび割れているスレートを部分的に取り除きます。
撤去したスレートはコーキング剤などを使い割れている箇所を修復します。
ひび割れを修復後は元の位置に戻して修繕完了です。

⑤漆喰の劣化・破損

屋根等の瓦と瓦の接着剤の役割をしているものを漆喰といいます。漆喰崩れの修理は今ある漆喰すべてと漆喰の奥にある葺き土の一部を取り除く必要があります。

⑥瓦のずれ・ヒビ・割れ

上記のスレートなどの屋根材のひび割れと同じように瓦屋根も瓦の割れやヒビ、ずれによって雨漏りが起こってしまう原因になります。ずれている場合、正しい位置に直し、ヒビが入っている場合、新しい瓦に交換する必要があります。

・雨漏りの対策

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➀ブルーシート
もっとも有効なのがブルーシートを使う対策です。屋根に登って雨漏りの可能性がある箇所に被せ重りを乗せ固定します。
素人ではピンポイントに原因箇所が特定できていない事が多いためできるだけ広めにかけることをお勧めします。
②防水テープ
防水シートはホームセンター等で購入が可能です。屋根材がスレートである場合のみ有効です。方法として原因箇所を雑巾できれいに拭き取り。防水テープを貼ります。あまり広範囲に貼らない方がいいので、広範囲で考えられる場合は上記のブルーシートを活用して下さい。

ここでご紹介するのはあくまでも応急措置ですので、行ったあとは専門の業者に依頼することをお勧めします。
また火災保険を使えば費用が抑えられるかもしれません。

プロが教える!! 雨漏りや屋根修繕で火災保険(住宅総合保険)を使う前に覚えておきたい全手法

まとめ

雨漏り箇所を把握する!!
雨漏りの原因を知る!!
対処後も専門業者に必ずご相談を!!



記事監修


kansyuu
【一級建築士】登立 健一
一級建築士。全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。