愛媛県の方ならご存知の方がほとんどかと思います。 その他の地域ですと、この地方風というその地域でのみ起こりうる災害をご紹介いたします。
やまじ風とは
岡山県の「広戸風」,山形県の「清川だし」とともに日本の3大局地風(悪風)のひとつとされているものです。
この風が起こる要因としては低気圧の中心が日本海を通過する際に、四国山地に南から吹き付けた強風が、石鎚山系と剣山系の間の鞍部になっている法皇山脈に収束し、その北側の急斜面を一気に吹き降りることにより発生するとされています。
やまじかぜが吹くときはフェーン現象を伴うため時間帯に関係なく気温が上昇します。
似ているものですと【ダウンバースト】が有名です。
ダウンバーストとは?群馬県伊勢崎市で保険申請したら150万円降りた
天気予報で東予地方の気温予想には新居浜市が用いられるが、やまじの際には四国中央市の気温はこれに5~8℃も上乗せされます。
過去には1億円以上の被害もある
記録的なものですと2007年5月に四国中央市で農業被害92カ所(1.3億円)、新居浜市で電柱の倒壊などの被害が発生しています。
記録的なものでなくても毎年やまじ風警報放送があり、建物に様々な被害をもたらしています。
突発事故=火災保険金で賄える
こういった突発的に発生した強風等でも火災保険を利用して修繕できる可能性があることをご存知ですか??
住宅総合保険であれば火災以外にも風災・雪災・水災が保証内容に組み込まれている事が多いです。
上記の風災の保証内容として保険会社や保険の種類によっても異なりますが基本的に台風、竜巻、突風、暴風雨、つむじ風に対応しているので屋根の瓦・板金浮きの被害や敷地内のカーポート等にも適用される可能性があります。
申請はプロがアドバイスを行う
屋根の被害だと修繕のプロでも実際登って見ないと判断が難しいです。
よく下から、
【瓦が浮いているので修繕した方が良い】
【外壁材にチョーキングがおきているので屋根も塗った方が良い】と営業させられてませんか?
実際に瓦関連の職人が登らないと細かい判断は難しいものです。
雨漏りをする前に点検を
3大局地風(悪風)が起きる地域ですと申請がクチコミで広がります。
地震の時も、加入有無に関わらず熊本からの問い合わせが一気に広がりました。
住んでいる方も自覚症状がないケースが多いです。
しかし雨漏りなどの原因はこのような被害の積み重ねで起こることが多いです。
しかも雨漏りまで発生してしまうと屋根の下地まで傷んでいる事が多く修繕費が多く掛かるため全額保険で賄える可能性は低くなります。
我々はそういった被害が起こる前の予防修繕が大切だと考えています。
予防修繕は被害発生時と比べて金額低くなる事が多いので保険で賄える可能性も高くなります。
災害被害の自覚症状がなくても強風や台風が起こった際はを受けてみてホームドッグはいかがでしょうか??
まとめ
・風災(強風・台風・竜巻等)でも火災保険は適用されます。
・屋根被害は自覚症状がないことが多い
・災害ごにはホームドッグがおすすめ
記事監修
【一級建築士】登立 健一 一級建築士。全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。 |