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もはや降雪地帯だけではない!全国レベルで起こる住宅の「雪害」 について、もっと詳しく!

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雪害が心配な季節になってきました。豪雪地帯の人々は、昔から雪に対する万全の備えをしているので、カーポートが崩落したりするような被害はあまりありません。

しかし、自然災害が多発している昨今、雪害は全国レベルで起こる危険性が出てきました。「うちは首都圏近郊だから、雪害とは無縁」などとは、言っていられない時代になったのです!

そんな怖い住宅の雪害には、どんなパターンがあるのか、雪害が起こったらどうしたら良いのかをお話ししましょう。

住宅には、こんな「雪害」の危険性が潜んでいる!

暖かい地方に住んでいて、雪害をあまり経験したことが無い人は、「住宅の雪害といえば、カーポートが潰れたりすることぐらいでしょう?」と考えている人もいるのですが、
いえいえそれだけではありません!

自宅の周辺に想定外の大雪が降った場合、住まいはこんな雪害に見舞われる危険性があるのです。

【全国の「雪害」による申請事例のご紹介】
▶ 【新潟県長岡市:650000円】積雪による荷重で屋根瓦倒壊
▶ 【京都府京都市:2,450,000円】関西でも雪申請可能、雨樋交換工事
▶ 【群馬県安中市:3,300,000円】雪で車庫の骨組みまで曲がっていれば交換で保険認定される

<雪の重みで、屋根が壊れる>

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豪雪地帯の人々は、大雪が降ると屋根に上って、雪下ろしをします。しかし、大雪を知らない地方の人たちは、大雪が降っても屋根に上って雪下ろしができる人は、ほんのわずかしかいません。

そうなると、雪の重みで屋根に圧がかかり、軒先が歪んだり、屋根材そのものが損傷する危険性があります。

<屋根瓦が壊れる>

2階の屋根に乗った沢山の雪が、こらえ切れずにドドドッと落ちてくると、1階の屋根瓦がずれたり壊れてしまうことがあります。屋根瓦以外にも、1階にある物置やテラス、縁側などにドサッと雪が落ちると、損傷してしまうことがあります。
特に端にある【鬼瓦】が重みで曲がったり、下に落ちてしまう被害は多く見受けられます。

<雨どいが歪む>

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大雪が降ると、その重さに耐えきれずに、雨どいが歪んでしまうことがあります。これは、積雪による被害の中でも、特に多い被害です。
竪樋はそこまで被害にあいませんが、横の軒樋はまがってしまうばあいが多いです。
実際に、2014年の大雪では火事以外の雪害で4000億円以上、火災保険金での修理でカーポートや雨樋の支払いになっております。

実際の事例:山形県米沢市 雪被害による雨樋歪みと雪止め被害

<カーポートが倒壊する>

佐久間毅様調査写真

2014年2月に関東甲信越地方を襲った大雪で、雪に対する対策をしていない多くの家のカーポートが倒壊しました。もともと雪害のほとんど無い地域なので、カーポートも大雪を想定して作られていないため、被害も大きくなってしまいました。
金具のピッチも積雪用にはなってなかったり、雪どめが瓦についてなかったので今回追加での工事希望があったりと住民の皆様の意識もこの雪害で変わったのではないでしょうか。

<外壁が壊れる>

大雪が降ると、隣家の屋根に積もった雪がかたまりのまま落雪し、自宅の外壁を壊してしまうことがあります。「雪で外壁が壊れるなんて、考えられない」と思うかもしれませんが、このようなケースが実際にあるのです。
【関連記事】
▶ 富山県砺波市 雪の重みで本屋根グシが倒壊
▶ 外壁の爆裂による被害は、保険を申請できますか?

<アンテナが壊れる>

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アンテナは屋根に剥き出しになっているので雪害を受けやすく、大雪が降り積もることで、重さに耐えきれずに歪んだり壊れてしまうことがあります。

<雨漏りする>

屋根の種類にもよりますが、谷のように低くなっている部分があるとそこに雪が溜まりやすく、雪解け水が家屋に浸入して雨漏りすることがあります。
この雨漏り、非常に厄介な場合もあります。 ネットでは雨漏り対策に特化した集団まで作って専門的に目視や経験から予測したり赤外線で気温が違うんで色で判断したりと行っている会社もいます。
しかし一番は火災保険の活用です。 保険会社に判断を委ねるのではなくしっかりと知識を持った業者で原因を特定しそこから追加見積の度に保険が適用になります。
ということで・・

住宅の雪害は、火災保険を使って無料で修理することができる

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雪害に遭ったら、まずは火災保険が使えるかどうか考えてみること

こうした雪害による屋根や屋根瓦の損傷、雨どいの歪み、カーポートの倒壊、アンテナの損傷、雨漏りなどの被害などは、火災保険の「雪災補償」を申請することで、実質0円で修理することが可能です。実際、2014年2月の大雪では、多くの人がカーポートの修繕を無料で行うことができました。

しかしその一方で、火災保険でカーポートを修繕できることを知らずに、自費で修繕してしまった人も少なくありませんでした。

火災保険は火災だけでなく、風災や雪災・ひょう災などがセットになっている場合が多いので、「申請をしたら保険金がおりた」というケースは数多くあります。もしも積雪で住宅が被害に遭ったら、修理を依頼する前に、まずは「火災保険が使えるだろうか?」と考えてみることが大切です。
【関連記事】
▶ 雨樋修理で工事金額が全くかからなかった工事事例8選
▶ 東京の雹(ひょう)被害は火災保険活用がbest!

雪害に遭っても、火災保険が適用されないケースもある

住宅が雪害に遭っても、中には火災保険が適用されないケースもあります。たとえば雨どいの被害などは証明しやすいので、火災保険が適用になる場合がほとんどですが、雪解け水が原因で雨漏りした場合は、長期間にわたる雪解けは認められないなどの制約があります。
それと一番多い否決の判定は経年劣化です。
年数がたち、しっかりと補修補強をしてないことで下地が腐ったり弱ったりするところに被害があった場合には保険は降りません。

住宅が雪害に遭ったら、まずはホームドックにご相談を

住宅が雪害に遭ったら、まずはホームドックにお気軽にご相談ください。ご連絡をいただければ、経験豊かな一級建築士が診断に伺い、火災保険が申請できる被害かどうかを調査します。

火災保険が適用になる場合は、保険申請書の作成までお手伝いしますので、安心して火災保険の請求を行うことができます。

※今ならHPからの申込で、5000円キャッシュバックキャンペーン中です。

雪害に関するまとめ

もはや雪害は、北国の人だけの悩みではなくなりました。この冬も、身近にどんな雪害が起こるかわかりません。常に心の準備をして、雪害にはくれぐれも用心するようにしましょう。

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記事監修


kansyuu
【一級建築士】登立 健一
一級建築士。全国建物診断サービスのwebサイト監修の他、グループ会社の株式会社ゼンシンダンの記事も監修。